当時のマーチャンタイジング有りきのアニメ製作現場においてスポンサーの意向は絶対。
そんな現状に鬱憤を募らせたトミノが放ったのがイデオン。
イデオンのデザインを見せられた時「これは第六文明人の遺跡」と言い放ったエピソードは有名。
その理由が「でなきゃこんな酷いデザイン、誰が使います?」だもんね。
イデオンと云う作品を作る上で一番の障害になったのは他ならぬイデオンのデザインだったと言う。
重機動メカのデザインにしたって地球外文明である事を意識してあんな形になった。
アディゴなんかはトミノ自身が徹底的に監修したらしい。
とにかく!既存のアニメ界におけるお約束と云うか縛りをメチャクチャに破壊して出来上がったのがイデオン。
メインキャラが次々に死ぬのも声優が多過ぎるからコストを削減しろとのお達しがあったみたいだし。
あの狂気に満ちた負のエネルギーを今の時代に再現する事は難しいと思う。