スペイン1部のエスパニョールに加入し、リーガエスパニョーラで2試合に出場した中国代表FWウー・レイが、現地スペインメディアやファンから急速に評価を高めている。

 中国国内で最大のスター選手だったウー・レイは、冬の移籍市場で上海上港からエスパニョールへ移籍が決定。AFCアジアカップ2019での戦いを終えたあとスペインに渡った。

 3日のビジャレアル戦で78分から交代出場してスペインデビューを飾った試合には中国からも大きな注目が集まり、テレビ視聴者数は4000万人にものぼったという。続いて9日のラージョ・バジェカーノ戦では、MFパブロ・ピアッティの負傷により34分という早い時間から交代出場し、2-1の勝利に貢献した。

 スペイン紙『マルカ』では、この試合のウー・レイのプレーに対して「星2」と高めの採点をつけた。「星3」でチーム単独最高となったMFセルジ・ダルデルに次いで評価の高い選手の一人だった。『アス』も同様の評価を与えている。

『マルカ』は9日付記事で「ビジャレアル戦でもラージョ戦でも目立った選手の一人だった」とウー・レイを称賛。「素晴らしい才能を示した」「国内では大スターだったが、リーガでもそうなりつつある」と述べ、サポーターからも喝采を浴びていたことを伝えている。

 チームメートのセルジ・ダルデルも、中国人FWの活躍に良い意味で驚く様子を見せた。「適応しつつある。新しいリーグで苦戦するのは普通だと思っていたが、こんなに早く大きな貢献をしてくれるとは予想していなかった」とラージョ戦後のコメントが伝えられている。

2/10(日) 21:32配信 フットボールチャンネル
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