>>802
ストーリー全体として評価してるのはないな
ねじまき鳥含めてね

ただ、1Q84の中盤までの描写はやっぱり凄いなと思う
得体の知れない恐怖に足を突っ込んでく生々しさ、それが2人の主人公体制という特異な体制で進められつつ、徐々にリンクしていく展開に、大きな好奇心を持って読み進められる

個性的な主人公を形成した背景も凄みを感じる
特に青豆は圧巻だ、宗教を通じた家族や世間との絶縁、それを救った親友、しかしそんな親友と意図に反して袂を絶つことになり、最終的には親友の自殺を黙って見るしかなくなる
大きな喪失、そこから生まれる狂気的な生活

これをスケール感がないとどうして表現できようか。批判するなら読んでる奴だけにしてくれ