『ノルウェイの森』というタイトルそのものが誤訳だから。
ジョン・レノンの『Norwegian wood』の本来の意味は「北欧製の家具」でしょ。
女の子の家に遊びに行ったら北欧製の白木の家具があって、しゃれたワインなんか出てくる。
労働者階級の出のくせにプチブル的な生活をしている女の俗物性と貧乏臭さに対する
ジョン・レノン一流の皮肉が込められているわけだよね。
その『Norwegian wood』を『ノルウェイの森』と誤訳したのは
日本の文化的後進性の象徴なわけだけれど、
村上さんはそれをそのまま受け入れた。ジョン・レノンの
諧謔性を甘いラブソングだと思い込んだ日本人の底の浅さをそのままに。
これ思い出したわ