サザンオールスターズ・桑田佳祐(62)が旗振り役となって創設されたボウリングの公式大会「KUWATA CUP 2019〜みんなのボウリング大会〜」の決勝大会が10日、東京・渋谷ヒカリエホールで行われた。

 桑田は「自称・コミッショナー」として、妻の原由子(62)と共に始球式。開会宣言や女子プロボウラーとのエキシビションマッチなどで600人の観客を熱狂させた。

 ライブ会場のような雰囲気だった。芸能界屈指の実力派・村田雄浩(58)と「渡る世間にG★スポッターズ」を結成し、姫路麗プロ(40)、名和秋プロ(39)による「悩殺美人女子プロボウラーズ」とキスを賭けたガチンコ対決。手拍子と「桑田さ〜ん」の掛け声が飛ぶ中、第9フレームで3連続ストライクとなるターキー。「マンピーのG★SPOT」のBGMと歓声にノリノリで応え、ガッツポーズも飛び出した。

 自身のスコアは178。407対378で惜しくも敗れたが、見せ場は作った。桑田は「次があれば、ね。何とかスタッフと検討させていただきます」と、来年の第2回開催も示唆した。

 中学3年時から競技を始め、高校時代には、ボウリング場でアルバイトをしながらプロボウラーを目指した時期もあったという桑田。16年、親交のある矢島純一プロ(73)から還暦祝いにマイボール、マイシューズをプレゼントされたことを機に、ボウリング熱が再燃した。週3、4回のペースで腕を磨き、昨夏には非公式ながら299点の自己ベストをたたき出した。

 音楽以外でも日本を盛り上げたい―という思いから実現した今大会はプロ、競技アマ、一般アマ、ジュニアアマの4部門で行われ、予選会は昨年11月から全国501か所で実施。この日はヒカリエに特設レーンが設置された。実行委員会の一人で、プロボウラーの東海林忠勝氏(60)は「ジャパンオープンでも、平均500人ぐらい集まればいい。それが3万人も集まった。これまでにないこと」。参加者が60倍に跳ね上がった“桑田効果”に感謝した。

 開会宣言では「ここで一句。ピンを倒せばボウリング。そだねーと言えばカーリング。アハンアハンはペッティング(笑い)。幸せ運ぶはペアリング。土木工事もボーリング」と桑田節を披露したが、表彰式では一転、愛するボウリングへの思いを口にした。

 「今後、ボウリングの人気が復活してもう少し安い値段で、一般の人も楽しくプレーしていただきたい。愛すべきボウリング場に、多くの人が足しげく通ってほしい。私ももっとボウリングが上手になりたい…。また(KUWATA CUPを)開催できたら夢のよう。スタッフにも相談させていただきます。何かお役に立てることがあれば、喜んで協力させていただきたい。それが私の本望でございます」と告白。「近い将来(野球の)大谷翔平や(テニスの)大坂なおみ、(将棋の)藤井聡太のような実力も人間性も優れた選手たちが、少しでも多く世の中に認知されることを祈り、ボウリングがどんな社会貢献をすれば良いのかを、ボウリング界の皆さんと共に考えていきたい」と話した。

 総立ちのフィナーレ。大盛り上がりの中、大会公式ソング「レッツゴーボウリング」の熱唱で締めた。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)


2/11(月) 4:00配信 スポーツ報知
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