最速155キロの直球に、切れのある変化球と制球力も武器で、宮本和知投手総合コーチ(54)が「守護神の第1候補」と評した右腕。新助っ人がセ・リーグの強者たちを“料理”する。
調理の準備は着々と進んでいる。雨上がりの宮崎で、新助っ人のクックがブルペン入り。直球、ツーシーム、チェンジアップ、スライダーと全球種、計35球を投げた。
「全力でいま持っている力を出して、いろいろなことを吸収したい」
一流シェフのごとく、調理していく。最速155キロを誇り、メジャー通算236試合で15勝13敗17セーブ、防御率3・58と世界最高峰の舞台で腕を振るってきた守護神候補。
昨年12月に結婚した同い年の夫人・リンジーさんの美味なる食事に支えられているクックにとって、マウンドは調理台、持ち球や特徴はさながら調理器具だ。
最も自信のある変化球はチェンジアップで「バッターから見たら、ツーシームと見分けがつきにくいような球。普通の抜くチェンジアップよりは速いので、動きとしてはスプリットに近いのかもしれない」。
スライダーも切れ味が鋭く、全球種で勝負ができ、制球力にも自信をのぞかせる。
宮本投手総合コーチは「守護神の第1候補でもあるし、それぐらいの期待はありますよ」と太鼓判。
セ界には年俸4億3000万円のヤクルト・山田哲や同4億円のDeNA・筒香ら“高級食材”が多い。
3連覇中の広島打線も億超えの打者が並ぶが、「三振は取りたいし、狙っている」とクックの前では「まな板の上の鯉」だ。
投球後には菅野の投球を見るなど、研究熱心でもある助っ人。必ずや日本一という名の最高の料理をファンに届ける。 (赤尾裕希)
ライアン・クック(Ryan Cook)
1987年6月30日生まれ、31歳。米カリフォルニア州出身。2008年ドラフト27巡目(全体828位)でダイヤモンドバックスに入団し、11年にメジャーデビュー。
12年にアスレチックスへ移籍し、球宴に初出場。レッドソックスを経て16年にマリナーズ入りしたが、広背筋を負傷し、右肘の手術も受けた。
昨季は移籍後初登板を果たした。
メジャー通算成績は236試合に登板、15勝13敗17S、防御率3.58。
188センチ、100キロ。右投げ右打ち。年俸1億4000万円。背番号24。
http://news.livedoor.com/article/detail/16000000/
2019年2月10日 5時11分 サンケイスポーツ
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https://www.youtube.com/watch?v=lTy8LNHfiZg
CCメルセデス & ライアンクック キャッチボール(2019-0205)
https://www.youtube.com/watch?v=mwWsFgdwlz4
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