レギオナルリーガ(ドイツ4部に相当)のアレマニア・アーヘンU-23チームに所属するDF井手ウィリアム航輔が、リーガ・エスパニョーラ1部のレガネスと契約したことがわかった。同選手とのパートナー契約を締結している『Ascenders』が発表した。

アメリカ・カリフォルニア州アーバイン出身で日本とアメリカの二重国籍である井手ウィリアム航輔は、2011−12シーズンから2014−15シーズンまでメジャーリーグサッカー(MLS)に所属するロサンゼルス・ギャラクシーのアカデミーに在籍。

その後、MF本田圭佑が経営に携わっているオレンジカウンティSCやサンタアナウインズFCといったアメリカのクラブでプレーしたのち、2017年からドイツに渡った。

現在所属するアレマニア・アーヘンU-23では、チームの中心メンバーとして活躍。今月に21歳となる井手は、日本語と英語だけでなく、スペイン語とドイツ語も話すことができる。プレー面では、左右のサイドバックをこなすことができ、豊富な運動量とスピードを活かした攻撃参加からの正確なクロスを売りにしている。

契約に際し、井手は以下のようにコメントを残している。

「今回、まずこのチャンスを得られた事に本当に感謝しております。また、常にサポートをしてくれた家族や、この契約に関わってくれた皆様に感謝しております。自分の中では10年後、15年後、引退後のビジョンは出来上がっているので、今後とも選手として成長していき、それを一つ一つ叶えていきますので、今後とも宜しくお願い致します」

井手が加入するレガネスは現在、リーガ・エスパニョーラで暫定13位に位置。リーグ18位以下が降格圏となるリーガで残留争いを強いられている。まずはU-23チームで調整することになる井手だが、アピールに成功し、トップチームで出場チャンスを得ることができるだろうか。

2/10(日) 0:04配信 GOAL
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