J1浦和にC大阪から移籍した元日本代表FW杉本健勇(26)が8日、沖縄SVとの練習試合に先発出場して新天地“デビュー”した。
同FW興梠慎三(32)との2トップで、相棒のゴールをアシストする活躍を見せた。チームはこの日でキャンプを打ち上げ、今後はさいたま市内で調整。16日にJ1川崎との富士ゼロックス・スーパー杯(埼玉)に臨む。

スコールが舞う南国で新しい風を吹き込んだ。新加入のFW杉本が軽快な動き。前半34分にゴール中央へ浮き球のパスを送り、FW興梠のゴールをアシストした。
「慎三さんの動きが見えていた。分かりやすく動いてくれるし、2人で崩すイメージはできている」

移籍後初の対外試合。練習試合ではあるが、昨季まで興梠の1トップを攻撃の軸としていたチームは主力組の編成を杉本との2トップに“変更”。
26歳への期待の高さを示した。キャンプ中、実戦はこの1試合だけだったが、最初から連係の良さをうかがわせた。

興梠は「彼の周りにいるとボールが出てくる。距離感はよかった」と新相棒を評価。50分の試合で主力組は1−2で敗戦したが、
オリベイラ監督も「これまでの選手とは違った特長があって、技術もある」。187センチの長身という武器を持つ杉本に合格点を付けた。

C大阪の下部組織出身で、移籍は悩んだ。だが「国内で移籍するなら、浦和だと勝手に決めていた」といい、浦和からのオファーを受諾。
昨季限りで引退したMF平川が付けていた背番号14を継承した。「平川さんの魂を引き継いで、背番号14のぼくのユニホームを広められればいい」と口元を引き締めた。

「今回のキャンプは満足はできないが、充実していた」。1月のアジア杯は日本代表から漏れたが昨年末は招集されており、今季の活躍次第では森保ジャパン復帰も期待される。
まずは16日の富士ゼロックス・スーパー杯で真価を見せつける。

2/9(土) 7:00配信
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