ここで遠藤舞の名言を

『私は所謂アイドルと言われることに昔から物凄く抵抗があった。私の中でアイドルとは芸能人という職種の人間がやるべき“芸”が、プロの域に達せず未熟で、その成長過程を楽しんでもらうものと考えているからだ。
故に10代や20代前半でそれはアリだとしても、20も半ばを過ぎてそれは恥ずかしい事だとこの職についた時から思っていた。
 時は流れてその結果、私は未だに元アイドルの肩書きなしにはメディアに出られず、アイドル的な売り方をしなければCDも売れない。アイドル卒業してからも何年も経った今も、最近知り合った人にはアイドルという目で見られてしまう。
その原因は、私の“芸”の才能が、アイドルの域を所詮超えられなかったからなんだと思う。
 結局私はそれほどの者だと思い、自分の才能の無さに嫌気がさして、他の適する職業を目指す事となりました。
 アイドル出身者でも、今やそれを感じさせない女優さんや歌手はたくさんいるし、昭和の歌手はアイドルとして、未熟ではなくれっきとしたプロで、私はそういった方々を尊敬します。昭和と平成ではアイドルの定義は異なってきますね。
私がアイドルを完全に抜け出せるほどの人材であれば、もう少し芸能界に居たかもしれないけど、それが叶わず引退になってしまってすみません。また別の道で今度は未熟者を脱せるように頑張ります!
最後まで未熟だった私を見捨てずに応援してくださりありがとうございました。自分自身が見切りをつけてしまったものすら諦めずに応援して下さり、感謝しています。』