陸上男子走り高跳びの戸辺直人(26)=つくばツインピークス=が2日、ドイツのカールスルーエで行われた室内競技会で2メートル35の室内日本新記録をマークして優勝した。2006年2月に醍醐直幸が出した従来の記録を13年ぶりに7センチ更新。醍醐が同年7月につくった屋外の日本記録(2メートル33)も2センチ上回った。

 昨夏のジャカルタ・アジア大会銅メダリストの戸辺は今季初戦の今大会で、屋外の自己記録より1センチ高い2メートル33に2回目で成功。2メートル35は3回目でクリアした。続く2メートル37は失敗したが、「ここまで跳べるとは思っていなかった。まだまだ高く跳べる感触がある」と振り返った。

 屋外記録で見ると、昨年の世界ランキング5位に並ぶ好記録。「東京五輪では2メートル40で金メダルをかねて目標にしてきた。実現に向け一歩近づけた」と手応えを口にした。 

2/3(日) 16:47配信 時事通信
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