ブル中野さんが語る全女のムチャ飲み

でも、最初はすごい下戸。
ウイスキーのボトルを半分も飲まないうちに気持ちが悪くなってすぐリバースするため
「いつでも対応できるよう、両耳にコンビニ袋の手提げ部分を引っ掛けて飲め!」ってダンプさんに言われる始末。
まあムチャな飲み方をしました。ただ、そのおかげで強くなりましたね。
私の知る限りで全女レスラーの酒豪番付をつくるなら、一に大森ゆかり先輩、二に私と1歳下の井上京子って感じでしょうか。

大森先輩は7歳年上で私が入門した時はすでにトップレスラーでしたから、サシで飲んだことはないのですが
ピッチの速さ、酒量は別格。世代交代後に500ミリリットルの缶ビールを34本とか、毎晩焼酎のボトルを3本空けてた井上や私から見ても「すごい!」と思わせる酒豪中の酒豪でした。


アジャ・コングはブル中野と“ビール50本”が今もトラウマ

ただ、「この人には絶対かなわない!」と思ったのは、先輩のブル(中野)さんです。これも20代の話。
翌日の仕事が当時、原宿にあった全女のアンテナショップでのイベント出演だけという夜に、目黒の居酒屋で2人で飲んだんです。
気がついたら、ビール大瓶を2ケース半、計50本空けてました。
フラフラになって帰宅したものの、さすがに翌朝の二日酔いの酷いことといったらない(笑い)。

本来ならば、私が先輩のブルさんのご自宅にお迎えに行かなければならないところを、迎えに来てもらい
私はといえば現場に到着しても頭はガンガン、気分は最悪でまったく動けない。
するとブルさんは「大丈夫、大丈夫、私、やっとくから」って、嫌な顔ひとつせずいつものように最後までイベントを盛り上げて終了させたんです。

実は私、その時の二日酔いがトラウマになってしまい、今もビールが飲めない。
それくらいキツかった。ところが、ブルさんはケロッとしてるだけじゃなく、私を気遣ってちゃんとフォローもしてくれたわけです。
先輩だとか、強いってだけじゃなく、ひとりの女性としても、もう頭が上がらないですよ。


当時の全女の飲酒量は尋常じゃなかったらしいな
500ミリを34本とか大瓶2人で50本とかやべえな(´・ω・`)