テニス・全豪オープン(26日、メルボルン)女子シングルス決勝で、
第4シードの大坂なおみ(21)=日清食品=が、
第8シードのペトラ・クビトバ(28)=チェコ=を7−6、5−7、6−4で撃破。
初優勝を飾り、優勝賞金410万豪ドル(約3億2000万円)を獲得した。

世界ランキング4位の大坂は昨年の全米オープンに続く四大大会2連勝で、
大会後に日本勢初の世界1位となることが決まった。

「大坂時代」の到来を告げた。昨夏の全米に続く四大大会2連勝は、
2014年全米から15年ウィンブルドン選手権まで4連勝した
セリーナ・ウィリアムズ(米国)以来の快挙。日本のエースが世界ナンバーワンの座をつかんだ。

 17、18年シーズンは四大大会の優勝者がいずれも異なる“戦国時代”。
日本勢初の四大大会制覇を成し遂げた大坂は全米後、
ツアー大会では左太もも裏を痛めた影響で1次リーグ敗退を喫したWTAファイナルを除き、
全て4強以上と安定感が光る。
今大会前には世界1位の可能性があった選手は11人もおり、群雄割拠の状態だった。

 オフには過酷な長丁場のツアーを戦い抜く体の強さを手に入れるため、
練習拠点の米国で厳しいトレーニングを課して約3キロ減量。
セリーナのヒッティングパートナーを長年務めた経験を持つサーシャ・バイン・コーチは、
四大大会通算23勝の女王と重ね合わせる。12年に世界ランクで1016位だった少女は、
7年かけて世界1位にたどり着いた。

https://www.sanspo.com/sports/news/20190126/ten19012620160011-n1.html