2019年1月31日号の「週刊文春」(文藝春秋)は、元SMAPの中居正広と木村拓哉の長年の“不仲説”の詳細を報じている。これがSMAP解散騒動の渦中には出なかった話で、なぜ今さらになって書きたてられるのかまったく不思議なのだが、不仲状態は解散説が持ち上がる以前から長く続いており、2013〜14年頃には特に深刻だったとしているのだ。

 「週刊文春」は、今月16日の「デイリー新潮」が中居の冠番組である『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日)と『ナカイの窓』(日本テレビ)が打ち切りになるという報道をうけ、中居がジャニーズ事務所を退所し、“独立”するのではと憶測している。そのなかで、中居と木村の不仲説についても言及している。

工藤静香が「拓哉が行きたくないって言っているんだけど」
 中居正広と木村拓哉の不仲説は前々から噂されていたものだが、あくまで噂であり、「仲良しこよしではないけれど、信頼関係が出来ている」と見る向きもファンの間では根強い。ただ、SMAP解散後もジャニーズ事務所に残った二人だが、解散以降の共演は一度もない。

 「週刊文春」によると、中居と木村はSMAP結成から常にライバル関係であり仲が悪かったという。また、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)では、MCとしてトークを進行する中居が木村のトークを故意に遮るなど、もはやイジメであったと元番組スタッフが証言している。

 そんな状況に嫌気がさした木村が収録ボイコットを画策したのか、木村の妻である工藤静香がSMAPのマネージャーであった飯島氏に「拓哉が行きたくないって言ってるんだけど」と電話をかけたこともあったという。なお、飯島氏は「いいから黙って連れてきなさい」と静香を一喝したそうだ。

 しかし、このエピソードは今から5〜6年前のことだといい、40歳を過ぎている大の大人が「仕事に行きたくないから」と妻に電話をかけさせるとは、にわかに信じがたいのだが……。いくらなんでも、そこまで幼稚な振る舞いをするものだろうか。

木村拓哉にも“退所説”が浮上
 長年不仲と噂されている中居正広と木村拓哉だが、『SMAP×SMAP』の収録中に談笑していたと週刊誌に報じられたことなどもあり、「裏ではまったく口を利かない」ということではなかったようだ。10代から40代まで共に仕事仲間として活動していれば、仲違いや意見が割れることは当然あるだろう。彼らにしかわからない“複雑な関係”なのではなかろうか。

 また、前出した「週刊文春」によれば中居は今でも、「あの時木村さえ裏切らなければ」と、SMAP解散時にジャニーズ事務所に残ることを選択した木村拓哉を恨んでいるというが、その木村にも“ジャニーズ退社説”が浮上している。

 今月14日に放送された『帰れマンデー見っけ隊!!3時間SP』(テレビ朝日系)に木村はゲスト出演し、彼の手相を占い芸人のアポロン山崎がみるという一幕があった。木村の手相を見たアポロン山崎は「6月に新たなことがスタートする」と予言をし、木村は「ちょっと、この人怖いかも知れない」と動揺した様子をみせていた。

 6月はジャニーズ事務所の契約更新意思の確認があるとされる月であり、木村のたじろいだ反応から、“6月の新たなスタート”とは「木村が事務所から独立する意思を示すことでは」という憶測が広がっている。

 「新しい地図」の3人はジャニーズ事務所から圧力を受けていると見られ、地上波のテレビに出演することは現段階では難しいと言われている。また、ジャニーズタレントとの共演も今のところはない。しかし、中居と木村がジャニーズ事務所を退所することによって、どこかでSMAPが再結成されることを願っているファンは多い。

 不仲説はともかくとして、中居正広と木村拓哉がどのような道を選ぶのか。今後の動向が気になるところだ。

2019.01.24
https://wezz-y.com/archives/63145