サッカー・日本代表公式練習(23日、UAE・ドバイ)アジア杯で2大会ぶり最多5度目の優勝を狙う日本は、24日午後5時(日本時間同10時)から準々決勝でベトナムと対戦する。

この日は試合会場近くのスタジアムで最終調整。右臀部の違和感で欠場が続いていたFW大迫勇也(28)=ブレーメン=が1トップで復帰し、FW北川航也(22)=清水=がトップ下で先発する可能性が高まった。

北川はここまで4戦連続で出場も無得点。“5度目の正直”となる代表初ゴールで、チームを準決勝に導く。

 一歩ずつ、念願のゴールへ近づく。午後4時、気温23度と思ったより涼しいピッチ。FW大迫の復帰が濃厚となりトップ下での先発が有力なFW北川は、負ければ終わりの一戦に向け鋭いまなざしでランニングし、最終調整に臨んだ。

 「ゴールを目指さないと意味がなくなってしまう。FWである以上、そこが必要になってくる」

 今大会は森保監督の期待も背に、ここまで4戦すべてに出場も無得点。22歳の新鋭は苦しみながら成長してきた。

 1次リーグ初戦は後半途中から出場し、ボールを奪われてPK献上の速攻を許した。第2戦は右臀部(でんぶ)に違和感のある大迫の代わりに1トップで先発も、シュート0本。昨季のJ1で終盤の4試合連続得点など、13ゴールを挙げてブレークした積極性は失われていた。

 ベテランの言葉に救われた。第2戦後、DF長友に初戦のミスを引きずっていると相談。清水の大先輩であるFW岡崎慎司(32)=レスター=や、長友自身も失敗を繰り返して成長したと聞かされ、ミスを恐れなくなった。

 心機一転臨んだ第3戦は果敢に得点を狙う姿勢を見せ、ゴール前で反転して強烈なシュートを放つなど、国際Aマッチ初得点まであと一歩のところまで来ている。「代表に選ばれるだけじゃなくて、結果を残してどんどん成長したいという思いはあります」。大会当初は自信がなさそうに見えた受け答えも堂々としてきた。

 今大会5試合目の出場が濃厚な準々決勝。相手は守備的なスタイルだが、「DFラインをひっくり返すことができれば」。ベトナム守備陣の裏へ抜けだしネットを揺らし、北川が歓喜の輪の中心に立

1/24(木) 7:00配信 サンスポ
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