脳科学者の茂木健一郎氏(56)が20日、自身のブログを更新。「ダウンタウン」の松本人志(55)が、HKT48の指原莉乃(26)へ「お得意の体を使って」などと発言し波紋を呼んだ一連の騒動への意見をつづった。

 松本はこの日のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜・前10時)で、炎上騒動について「親しくても、テレビに出たら堅苦しくしゃべらなアカン世の中になってきたのかな」と発言した。

 これを受け茂木氏は「ワイドナショー、松本人志さんのテレビに出たら堅苦しく喋らなアカンとのご発言について」とエントリーすると、「むしろ、私から見ると、松本人志さんはテレビでご自身の思ったことを自由にしゃべれるポジションを、才能と努力、実績で積み上げてきたように見えます」とポジションを確立できていることを指摘。そして「松本さんが堅苦しく感じるのでしたら、他の人はもっと最初から堅苦しくというか忖度のかたまりで話さなくてはいけないのがテレビであり世間なのでしょう」と分析した。

 また「松本さんは、世間の中のある方々の本音のようなものをうまく言葉にされているから支持されているのだと思います」と影響力の強さがあるとし、「一方、その中には、いろいろな感覚、考えの方がいらっしゃる」とそれぞれの価値観の違いがあるとした。その上で「そのような方々も、テレビという公共の電波で、もう少しのびのびと発言する機会があってもいいのではないかと、個人的には思うところです」と持論を展開した。

 最後は「テレビにメディアとして今求められているのは、多声性、多様性なのではないでしょうか」と今後のテレビのあり方についてコメントした。

スポーツ報知 1/20(日) 14:47配信
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