先週はNGT48メンバー、山口真帆様の自宅前でのファン暴行事件が大きな話題に。
SNS上で明かした運営側への不満、一部メンバーの個人情報流出への疑念もネットを騒然とさせました。

真帆様の精神的ショックは激しく、当分は劇場公演などへの参加は無理だろう、と推測されておりました。
が、10日には真帆様自ら運営側に劇場出演を志願。

まだいろいろと問題はあるようですが、このメンタルの強さは生き馬の目を抜く芸能界では、必要な資質です。

2014年に起こったAKB48握手会傷害事件以降、各種イベントにおける警備は強化されたと聞きます。
しかし、イベント外での、暴走ファンによる事件はいつ起こってもおかしくないと常々、感じておりました。

昨今、ファンとタレントとの距離が近くなり過ぎてしまった。相手の気持ちなど一切考えずに行動する輩もいるでしょう。
今後も同様の事件が多発するのでは、と危惧しております。

もちろん芸能人がファンから暴行を受ける事件は昔からございました。
古くは1957年におきた美空ひばり様の塩酸襲撃事件。

われらアラフィフ世代だと、1983年3月に沖縄市市営体育館のスプリングコンサート中に起きた松田聖子様の殴打事件を記憶しているはず。
当時のワイドショーで繰り返し実際の襲撃シーンが放送されました。

『渚のバルコニー』のサビに入ったところで、突如男がステージ上に乱入。聖子様の左腕をつかむと持っていたスチール棒を頭に向けて素早く3回振りおろし、
さらに逃げる聖子様を追いかけて都合6回の殴打。

当時、高校生でしたがこれは男女を問わずクラス中、いや学校中の話題。事件後に気絶、即救急搬送、重傷を負った、
入院という情報もあり、聖子様は当分表舞台には出てこないだろう、と誰もが思っていたはず。

ところが1週間後には中指に包帯を巻いた状態で笑顔の復帰会見。

当時、おバカな男子高校生は「よかったなぁ、頑張るなぁ」程度にしか感じませんでしたが、今思えば、このメンタルの強さこそスター松田聖子。

逆境を乗り越えるパワーもスターには必要。 がんばれ、山口真帆! 君は強い!(永瀬白虎)
http://www.zakzak.co.jp/ent/news/190117/ent1901179923-n1.html