アメリカでは1月3日から5日(現地時間)の3日間にわたり、テレビ局「Lifetime」がドキュメンタリー「Surviving R. Kelly(原題)」を放送した。本作では、R.ケリーから過去に性的虐待や暴行を受けたという複数の女性たちが証言。またチャンス・ザ・ラッパーなど、過去にR.ケリーと仕事をしたことのあるミュージシャンたちも出演し、後悔の駆られていると語った。

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レディー・ガガも、R.ケリーとのデュエット曲「Do What U Want (With My Body)」を2013年に発表している。番組放送後、沈黙を守っていたが、「私は性的虐待のすべての被害者の味方です」と題した声明をSNSで発表した。「私は1000%この女性たちの味方です。彼女たちを信じています。彼女たちが傷ついていること、痛みを感じていることがわかります。彼女たちの声がみんなに届くべきであること、真剣に受け止められるべきであると強く感じています」「私が聞いたケリーに対する告発は恐ろしいものであり、弁護できるものではありません」。

コラボ曲は男女の性的な支配関係を歌っており、タイトルにもなっている「私の体を好きにして(What you want with my body)」というフレーズが繰り返し登場する。ガガは、「性的虐待の被害者である私は、この曲とMVを人生で暗い時期に作りました。私自身の人生に起きたトラウマを解決できず、怒りを抱えていました。だから非常に反抗的で扇情的なものを作りたいという思いがあったのです。この曲は私の考え方がいかに屈折していたかを明らかにしていると思います」。

楽曲をiTunesをはじめとする全ストリーミングサービスやYou Tubeから削除することを発表し、今後ケリーと仕事はしないと宣言したガガ。「もし過去に戻って若い頃の自分と話をすることができるなら、私はその後に自分が受けたようなセラピーを受けるように言うでしょう。そうすることで、自分の心的外傷後の状態について理解することができたのです。もし若い頃の私や私と同じような境遇にある人がセラピーが受けられないのであれば、助けを求めるよう、自分の体験したことをできる限り正直にオープンに語るように言うでしょう」「過去に戻ることはできません。でも私は前に進み、性的虐待を受けた女性、男性、あらゆる性的志向の人、あらゆる人種の人を支え続けることができます」と綴っている。

音楽界で改めて「#Me Too」ムーブメントが高まり、告発した女性たちへの支援が広がる可能性も高い。

1/15(火) 22:50配信
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