第97回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が12日、埼玉スタジアムで行われる。

青森山田−尚志(福島)、流通経大柏(千葉)−瀬戸内(広島)のカードを前に、日刊スポーツは4校の“珍名字選手”に注目。姓氏研究家の森岡浩氏による解説と同時に、「占いの館 千里眼」の千(せん)先生の協力のもと「ニッカン的優勝予想」を紹介する。

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ベスト4の顔ぶれを眺めてみると、難読名字が散見される。

青森山田はGK【三文字】(さんもんじ)。森岡氏によると宮城県南部にルーツを持つ名字で、「全国に20世帯強くらいしかいない」という超レア名字 !  千先生は「苦労しながらここまで上がってきた選手。あきらめない粘り強いものを持っている。チームを引っ張る力は抜きんでています」と評価。出場すれば、最後尾からチームを決勝に引っ張り上げるかも?

尚志DF【馬目】(まのめ)は福島・いわき市に多いが、全国的には珍しい。馬目の父もいわき出身で「初対面の人には『まめ』とか呼ばれます。もも前の筋肉が発達しているので、『うま』とも呼ばれます」と、名字がニックネームにつながっていた。

流通経大柏にはFW【左部】(さとり)がいる。群馬・佐鳥(さとり)にルーツのある名字で、部(とり)の読み方は「服部」に由来する。こちらも全国30世帯ほどと珍しい。千先生はこの名字を「戦いに勝ち上がってきた、戦国武将の血を引いています」と推測。“戦い”にはめっぽう強そうだ。

瀬戸内DF【篤】(あつし)は、奄美大島由来の名字。森岡氏によると、奄美では江戸時代に漢字1文字の名字を使用していたという。千先生いわく「勝負運は4人の中で最も強い」。初出場初優勝に期待がかかる。

そんな4人が戦う準決勝。千先生は12日の“2”という数字に注目した。賭け事にはあまり用いない数字だそうで、「12日は番狂わせが起こりやすい日。ラストで試合がひっくり返ることもありそう」という。

では、気になる優勝予想は? 顔写真入りの各校メンバーリストを見せると、「流通経大柏」と即答した !  「お互いに寄りかからず力を発揮している。他と比較にならないくらい、全体的な力が整っています」と迷いなく答えた千先生。果たして、ニッカン的優勝予想は当たるのか!?【杉山理紗】

◆青森山田GK三文字瑠衣(さんもんじ・るい=3年) 今大会はこれまで出場機会がないが、いつでも呼ばれる準備はできている

◆尚志DF馬目裕也(まのめ・ゆうや=3年) 背番号3。先月左足甲を負傷したが、ここにきてベンチ復帰を果たした

◆瀬戸内DF篤快青(あつし・かいせい=2年) 全試合フル出場中。「ベンチに入れない3年生の分まで責任を持ってやりたい」

◆流通経大柏FW左部開斗(さとり・かいと=3年) 今大会ここまで全試合フル出場。「自分が活躍してこの名前が広がれば」

1/12(土) 6:00配信 日刊スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190112-00443574-nksports-socc

写真https://www.nikkansports.com/soccer/news/img/201901120000003-w500_0.jpg