米紙「サンフランシスコ・クロニカル」(電子版)は9日(日本時間10日)、昨年6月に行われた米大リーグのドラフトでアスレチックスに1巡目(全体9番目)で指名され、12月に米大学フットボールの年間最優秀選手賞であるハイズマン・トロフィーを受賞したオクラホマ大の“二刀流”カイラー・マレー(21)が、13日(同14日)に行われる米プロフットボールNFLのドラフトへの参加を表明したことを関係者の情報として伝えた。

 同紙は「今回マレーがNFLドラフトへの参加を表明したことで、アスレチックスとの466万ドル(約5億2700万円)の契約を断るという保証はないが、確実にプロとしてMLBよりもNFLに行く可能性を高くするものである」と報じた。事情をよく知る関係者は、マレーのドラフト参加について「契約上大きな問題はなく、それを試すことは無害である」と話したという。

 マレーは野球では外野手として、同大学で昨季打率・296、10本塁打、47打点、10盗塁の成績を残した。

2019.1.10 15:40
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