谷原章介(46)塚本高史(36)三遊亭円楽(68)がこのほど都内で、BS日テレで放送する「BS笑点ドラマスペシャル 五代目 三遊亭圓楽」
(12日放送、午後7時)の会見に出席した。

日本テレビ系「笑点」に初代大喜利メンバーとして出演し、四代目の司会を務めた五代目三遊亭円楽の生涯と、
「笑点」の誕生秘話に迫るドラマ。谷原は五代目三遊亭円楽、塚本は三遊亭楽太郎(六代目円楽)を演じ、六代目円楽が語りを担当する。

谷原と塚本はこの日円楽と初めて対面し、谷原は「脇汗びっちょりです。色っぽいし、艶っぽい」。
塚本は自分が演じた張本人を前に「緊張しますよ。どう師匠に映っていたのか心配でしかないです」と苦笑した。

完成したドラマを鑑賞したという円楽は「フィクションとノンフィクションのちょうどはざまのいいあんばい。脚本の方がエピソードをうまく取り入れて、
捏造(ねつぞう)してくださった」と笑った。一方で「師匠に小言を言ったこともありますけど、あんなにきつく言ったことはないです」と念押し、
笑いを誘った。

谷原と塚本は劇中で落語に挑戦した。
谷原は「難しかったです。お芝居はセリフがあるけれど、落語はキャラクターを演じ分ける。演出効果もなく、座布団の上で手ぬぐいと
扇子一本でやり遂げる。すごいな、と改めて思いました」。

円楽は「芝居は世界中にあるけれど、落語は日本にしかない日本ならではの芸能」と魅力を語る一方、
「いい勉強になると思うけど、落語家にはならない方がいい。いい役に当たるまで役者をやっていたほうがいいよ」とアドバイスした。

また、谷原は好きな落語家を聞かれると「ヨイショする訳じゃないですけど、『笑点』を見ていて楽太郎さんのブラックぶりが好きでした」と話した。
これを聞いた円楽は「うちの師匠と歌丸師匠が相談して、俺をそういう風にした」と“腹黒キャラ”誕生の経緯を告白。

「『悪役が善人をやると、改心したように見える』と。『悪役は得なんだ』と言われて」と説得されたことを明かし、
「それまでは素直な青年だったのに…」と不満を漏らして笑わせた。

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