2018年大みそか、平成最後の紅白歌合戦は、見どころが多かった。
サザンオールスターズは35年ぶりにNHKホールでパフォーマンス、ユーミンこと松任谷由実(64)もNHKホールにサプライズ登場、
サブちゃんこと北島三郎(82)の復活、米津玄師(27)初のテレビ生出演など、多くの話題を集めた結果、2年ぶりに視聴率40%超えを記録した。

NHK関係者も、胸をなでおろしている……と思ったが、「新たな火種が生まれてしまった。
今年の年末が思いやられる」と、頭を抱えているという。いったいどういうことなのだろうか。

「視聴率回復の要因となったサザンと米津玄師の遺恨です。自分たちが紅白最後の隠し球だと信じていたサザンにとって、不出場だったはずの米津玄師の出演は寝耳に水の出来事だったようです。
また米津は、急遽出演が決定したにもかかわらず、彼の故郷である徳島県の大塚国際美術館内に5000本のキャンドルをともすという凝ったステージが用意され、
国際的に活躍する菅原小春をダンサーに起用するなど、超特別待遇。最後の目玉アーティストが自分たちではなかったことは、サザンのプライドを大きく傷つけたはずです」(芸能記者)

こうしたサザンのとまどいと怒りを察した一部のネットメディアは、12月28日に「米津の急な出場決定にサザンが激怒している」という記事を掲載。ネットは、この記事をめぐって一時騒然となった。

ヒートアップするネット世論を沈静化させようとしたのか、サザンの公式ツイッターは、12月29日になって突如この記事に言及、激怒報道を完全否定したのだ。

〈いよいよ紅白歌合戦が迫ってきました!!  米津さんの出演に、大激怒!? なんて文言をWeb見かけましたが、逆ですよー。
ラジオでも桑田さんは、数年前から絶賛しながら曲をかけています。チーム一同おめでとうございますです。
今年の紅白を一緒に盛り上げましょう!! 宜しくお願い致します〉(サザンオールスターズ公式ツイッターより原文ママ)

しかし、フォローのはずのこのツイートも、更なる事態の悪化を招いてしまった。レコード会社関係者はこう言う。

「公式ツイッターの文言は建前で、やはりはサザン側は米津玄師のふるまいを面白く思っていなかったと聞こえてきています。
というのも、実はサザンの所属事務所は、このようなツイッターをサザンの公式見解として発信したツイッター担当者に対しても怒ったといいます。
あんなかたちで相手にする必要はなかった。放っておけば良かったのに、と怒りを表したようですよ」

来年以降も両者に出場してほしいであろうNHKにとって、この問題が遺恨になるという事態だけはなんとしても避けたいだろう。

はたしてNHKは、2019年末、この問題をどう乗り越えるのだろうか?

http://dailynewsonline.jp/article/1647443/
2019.01.11 06:30 日刊大衆