2019/1/9

【加害者を唆した他のメンバーの刑事責任は?】
そもそも加害者2名が初めから被害者の方に暴行や強姦をしたいと考えていたところに他のメンバーが情報提供したのであれば教唆犯という共犯になります
この場合は、実行犯(正犯)よりも刑事責任が軽くなるのが一般的です
もっとも今回の事件の絵を描いたのが他のメンバーであるような場合は他のメンバーは教唆犯ではなく共謀共同正犯ということになり実行犯と同じ刑事責任
ときには実行犯よりも重い責任を負うことになります
ですのでこの加害者がどのような経緯で本件に至ったのかは非常に重要になります加害者2名は不起訴のようですが関与の度合いによっては背後者だけが処罰を受けるということもありうるかもしれません

★未成年者の場合
他のメンバーが未成年者の場合も最長23日に及ぶ逮捕勾留はされる可能性もあります
その後は起訴されて刑事裁判になるわけではなく家庭裁判所に送致されて審判を受けることになります
これは非公開手続きです
家庭裁判所に送られる際ケースによっては少年鑑別所に入ることもあり得ます

【まとめ】
何度も言いますが事実関係はわかりませんが
もし、被害者の訴えの通り他のメンバーが唆したり後ろで糸を引いていたような場合は他のメンバーは暴行罪、傷害罪、強姦未遂罪などの共犯として処罰される可能性があります