https://www.hochi.co.jp/sports/etc/20180928-OHT1T50287.html
DeNA、創部わずか5年で駅伝から撤退 マラソン&トラックに専念

日本陸連長距離・マラソン強化戦略プロジェクトの瀬古利彦リーダー(62)が
総監督を務めるDeNAが駅伝競技から撤退することが28日、分かった。昨年
の東日本実業団駅伝は3位、今年1月のニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)
では6位と健闘したが、来年のニューイヤー駅伝の予選を兼ねた11月3日の東
日本実業団駅伝に出場申し込みを行わない。週明けにも正式発表される見込み。

 DeNAは2013年に廃部した名門、エスビー食品の瀬古総監督をはじめ
としたスタッフ、選手を受け入れる形で創部。12年ロンドン五輪ケニア代表
で1万メートル5位のビダン・カロキ(28)ら選手は今後、トラックとマラ
ソンの個人競技に専念する。

https://www.sankei.com/west/news/131122/wst1311220043-n1.html
「エスビー魂」受け継ぐ瀬古DeNA 駅伝初参加で「元日切符」つかむ

「ニューイヤー駅伝」として親しまれている元日の全日本実業団対抗駅伝
(群馬)に新生チームが進出した。名門エスビー食品の今年3月末での廃部
を受け、選手を引き継ぐ形で4月に誕生したDeNAランニングクラブ
(東京都)。チームの陣頭指揮を執る瀬古利彦総監督は「目標は3位以内」
と意気込んでいる。

新チームになって、まだ約半年だが、瀬古総監督は「チームワークならどこに
も負けない」と話す。昨年夏にエスビー食品の廃部が決まり、選手たちは一時
は行き場を失いかけていただけに「走れる喜びを感じている」とは上野。今年
3月末で廃部となった四国電力から移籍してきた選手もいる。夏場は米国アル
バカーキで高地合宿を積んで結束力を高めた。
前身のエスビー食品は1980年代に全日本実業団対抗駅伝で4連覇も達成した
名門だが、近年は大会には出場していなかった。
企業スポーツが衰退傾向にある中で、駅伝はPR効果が高く、瀬古総監督も
「チームの存在を知ってもらうには駅伝が一番」と口にする。

駅伝はチームの総合力が問われる戦いだ。まだ部員数も少ないが、田幸寛史監
督は「全員が力を出し切ってこそ駅伝」と選手に呼びかける。近年は解説者と
して元日を迎えていた瀬古総監督も、来年はチームを抱える立場となり、
「選手に全部の力を注ぎ込みます」ときっぱり。新チームらしいカラフルなユ
ニホームのように、新たな風を吹かせるか。