相手が大物でも、負けていられない。野間は昨季初めて規定打席に到達し、打率2割8分6厘、5本塁打、46打点、17盗塁。丸が故障で離脱した春先は中堅を守り、丸復帰後は左翼にまわった。さらなる飛躍を目指す今季は「全試合出られるようにがんばりたい」と燃えている。実績十分の長野が相手でも、守備位置を譲るつもりはない。

戦う準備は整えている。この日は広島市内のジム「アスリート」でウエートトレーニングも公開。同ジムの平岡洋二代表は、野間の進化を証言した。バーベルを担いだ状態で前方に一方の足を踏み出す「レッグランジ」という種目で、かつて指導した金本知憲氏、新井貴浩氏をしのぐ数値を出したという。「野間は130キロを上げる。金本も新井もできない数字。バランスのいい、理想に近い肉体で、ホームランが増えても不思議じゃない」と話した。

野間は、長野加入が決まる前から、並々ならぬ思いで今季への準備を進めてきた。キャンプからアピールし、センターの守備位置を勝ち取る。【村野森】

◆広島の外野陣 右翼は鈴木が確定的。丸の抜けた中堅は、昨季丸の離脱時に穴を埋めた野間が有力だが、長野加入でどうなるか。長野は左翼が有力とみられるが、昨季巨人で中堅、右翼も守っており、キャンプで適性などが見極められる。左翼の候補にはほかに西川、松山、バティスタ、下水流らがおり、激しい競争が予想される。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190110-00442166-nksports-base


タイトル争う選手をしのぐ、広島・バティスタの驚異のホームラン率

セ・リーグの本塁打王争いをしている面々と比べてみると、1本打つのに要する打席(打数)が、36本でトップの丸佳浩(広島)が約13.9打席(約10.6打数)、35本の筒香嘉智(DeNA)が約15.0打席(約12.9打数)、33本のバレンティン(ヤクルト)が約16.6打席(約14.2打数)、山田哲人(ヤクルト)が約17.7打席(14.5打数)、30本の鈴木誠也(広島)が15.6打席(12.7)打数、という具合だ。四球の多い丸がほぼ同打数だが、バティスタが皆を上回っている。近い存在を探すとすれば、規定打席に到達せずに33本を放っているソト(DeNA)だが、これも約12打席(11.1打数)で、バティスタのほうが上だ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180922-00000003-baseballo-base