2019.1.7 05:02
秋野暢子、「女優」再スタート!テレ朝系『おかしな−』で事務所移籍後初ドラマ

 芸歴45年のベテラン女優がリスタートを切る!

 故左とん平さん(享年80)らで知られる老舗芸能事務所、しまだプロダクションに昨年10月から所属する秋野暢子(61)が、13日放送のテレビ朝日系「おかしな刑事スペシャル」(後8・0)で新事務所移籍後初ドラマに挑む。

 同作は俳優、伊東四朗(81)と女優、羽田美智子(50)が父娘の刑事役でW主演する人気ミステリー。秋野は劇中で初の国会議員役を熱演。女性初の総理大臣を目指す女傑だけに「(元政治家の)田中真紀子さんと小池百合子都知事を取り入れて演じました。役作りをする作業が本当に楽しい!」とほほえんだ。

 事務所移籍のきっかけは左さんだった。すでに売れっ子女優だった30代のとき、秋野は左さんの付き人に志願。シリアスからコメディーまでこなす幅広い演技を師匠から学び、「立っているだけで存在感がある方。結婚の報告も離婚の相談もした」と尊敬してきた。

 趣味のジョギングや明るい性格を生かし、健康番組やバラエティーで活躍してきたが、還暦を迎えた一昨年に「お芝居をキチッとやっていきたい」と決意した。その直後となる昨年2月に左さんが他界。失意の中、告別式で左さんが所属するしまだプロの幹部に会い、「師匠が引き合わせてくれた」と直感し、同10月に円満移籍した。

 来月24日は左さんの一周忌。女優として改めて飛躍を誓う秋野は「60歳を過ぎて、どんな役でもできる気がします」と意欲。師匠に恩返しするためにも、まずは“仕事始め”の「おかしな刑事」で存在感を発揮する。

秋野 暢子(あきの・ようこ)

 1957(昭和32)年1月18日生まれ、61歳。大阪府出身。74年にNHK銀河テレビ小説「おおさか・三月・三年」でデビュー。翌75年に連続テレビ小説「おはようさん」のヒロインに抜てきされ、76年のTBS系「赤い運命」などに出演。私生活では83年に結婚し、93年に長女(25)を出産したが、2001年に離婚。170センチ。


育ての親、左さんと腕を組み、うれしそうに笑う秋野=1992年撮影
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