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天才囲碁少女を育てた独特の教育法 小学4年仲邑菫さん 藤井七段に通じる部分

藤井七段のデビュー時に話題となったのが、両親の教育方針。3歳から、子ども
の自主性を重んじた「モンテッソーリ教育」を取り入れた幼稚園に入園させ、ス
イスの木製玩具「キュボロ」などの知育玩具で遊ばせた。菫さんの両親が施して
いる教育も、やはり独特だ。

 菫さんの父は、日本棋院関西総本部所属の棋士で、06年には勝率第1位賞を
獲得した強豪・仲邑信也九段(45)。母は元アマ強豪で囲碁インストラクター
の幸さん(38)、母の妹は関西棋院所属の石井茜三段(36)という囲碁一家
に生まれた菫さんは、3歳から母・幸さんに手ほどきを受けて囲碁を始めた。

 以来、仲邑家は完全に囲碁一色に。5年前、埼玉から大阪に転居した際には、
「囲碁の勉強には不要」としてテレビを捨てた。また、藤井七段と同様、幼少
時から囲碁以外の頭脳ゲームも併用。09年に史上初の五冠王に輝いた張栩
(ちょう・う)名人(38)の著書を参考に、就寝前にはトランプやカルタと
いったカードゲームを家族で行っていたという。

 才能と教育の効果が相まって、メキメキと上達。14年には5歳で関西アマ
女流囲碁名人戦Bクラスを制するなど、有数の強豪に成長した。すると7歳時
には、日本以上の強豪がそろう韓国に渡って勉強した。昨年4月からは12月
までは、ついに韓国に短期留学。韓国棋院での研究生リーグに入り、昇級も果
たした。学業との両立は目指さず、囲碁一本で勝負という姿勢は、プロ入り後
に高校進学した藤井七段とは異なるものだ。

 韓国では初めて年下の少年に敗れる屈辱も味わい、
「人生終わった」と号泣したという。

両親ともに「気が強い」「負けず嫌いで、囲碁にはいいんでしょうけど、
ちょっとキツすぎて…」と評する性格は、藤井七段らトップ棋士に重なるもの
がある。

 幸さんによると、菫さんは将来「世界一の棋士になりたい」と常々口にして
いるという。学校に行く平日は、1日6〜7時間、休日は9時間ほどを囲碁の
勉強に割く。張栩名人が「衝撃的な強さ」と称し、国民栄誉賞を受賞した井山
裕太五冠(29)小学生時代の上を行くとまで絶賛した実力で、囲碁界にも
“藤井フィーバー”級のムーブメントを起こしそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190106-00040841-houdouk-soci
“天才少女”と“国民栄誉賞”が対局 小学4年生が真っ向勝負!

強さの秘密は、韓国にあった。

天才少女・菫さんが修行を積んだ韓国の囲碁道場では、子どもたちが真剣な表
情で対局に臨んでいた。

実は、菫さんは2017年から、韓国・ソウルにある名門囲碁道場で本格的に修行
を重ねてきた。

囲碁道場主宰者のハン・ジョンジン九段は「どんな相手と打っても、負けると
涙を流す。負けん気が誰よりも強い」と話した。

武者修行生活を送る間に、韓国語もメキメキと上達。

バドゥクTVでの「きょうの対局に向けてどんな準備を?」との質問に、韓国語で
「一生懸命勉強してきました。勝つ碁を打ちたいです」と答えた。