米ラジオ局MCが大晦日の一戦に言及、那須川を擁護

格闘技イベント「RIZIN.14」(さいたまスーパーアリーナ)でボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)に衝撃的な139秒TKO負けを喫したキックボクシングの那須川天心(TARGET)。
体重差はあれど、子供扱いされた完敗に海外メディアやMMA(総合格闘技)のOBは「フェイク」など酷評する中、米ラジオ局の格闘技番組MCは
「英字メディアはテンシン最低と言っているが、そうではない」と擁護。「マクレガーに彼のスキルがあれば…」とテクニックを高く評価している。

すでに現役引退している41歳のレジェンドとのエキシビションマッチで一方的な完敗を喫したキックボクシング界の神童。
英国の格闘専門テレビ局など海外で中継されていたために「Tenshin Nasukawa」も不本意な形で注目を集めることとなった。

海外のMMAの実力者から「フェイクだ」と酷評が続く中、米ラジオ局「Sirius XM」でMMA専門番組の司会を務めるルーク・トーマス氏は、自身の番組で八百長論を否定しながら、那須川を擁護している。

エキシビションということで、事前に退屈な試合を予想していたというトーマス氏だが、衝撃的なメイウェザー劇場に「全くそれ以上にものだった。私は完全に間違っていた」と脱帽。
1ラウンドで那須川が3回もダウンを奪われる展開に、驚きを隠しきれない様子だった。

那須川の技術は評価「キックの動画ではどれも素晴らしい」

ただ試合内容については「ひどい。とても醜悪なものだった。テンシンはフロイド相手に何もできなかった。後退もさせられない。顔も叩けなかった。一発いいカウンターショットがあったかな」と分析。
その一方で、キックボクサーとしての那須川は高く評価している。

「テンシンのキックボクシングの動画ではどれも素晴らしい。キックボクサーとしては評価すべき」と語った上で、「日本メディアはどう受け止めているのかわからないが、英字メディアは全部テンシンは最低と報じている。
だが、彼は最低ではない。実際のところそんなことはないと思う。フロイドがどれほど巨大な存在だったのか理解することになっただろう」と持論を展開した。

そして「誰を例に挙げようか。ハビブやコナーのサイズに、テンシンのスキルが合わさればかなり素晴らしいファイターになると思う」とも続けている。

階級差のあるメイウェザー相手にキックも封じられ、パワー不足を露呈した那須川だが、技術に疑いの余地はないという。
昨年10月にメイウェザーとボクシングルールで激突した元UFC世界ライト級王者コナー・マクレガー(アイルランド)、そして将来の対戦が噂される、
同王者のハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)ぐらいの体格さえあれば、結果はまた違ったものになっていたとトーマス氏は分析していた。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190106-00048215-theanswer-fight
1/6(日) 13:03配信