https://www.j-cast.com/2019/01/04347294.html
2019/1/ 4 11:50

漫画家の雷句誠さんが2019年1月4日、代表作「金色のガッシュ!!」をめぐるデマをブログで否定した。

インターネット上の一部で、同作の最終エピソードが「引き伸ばしで無理やり書かされた話」との誤った情報が広まっていたという。こうした情報について雷句さんは、「出所のわからないガセネタ」だとして、「余分な話など一切ありません」と訴えている。

雷句さんは4日朝、「クリア編のデマについて...」と題してブログを更新。01年から08年まで、週刊少年サンデー(小学館)で連載していた代表作「ガッシュ」の最終エピソード・クリア編について、「クリア編は、雷句誠は描く予定がなく、本当は(編注・1つ前の)ファウード編で終了する予定だった」といったデマが広まっていると指摘。
「なぜこんな噂が流れたのかは知りません。結構昔からネットではこのデマを見かけていました」ともつづっている。

実際、一部のまとめサイトやQ&Aサイト上には、「クリア編は描きたくて描いたわけじゃなかったらしいな」「引き伸ばしは編集の意向、との話を聞いた」といった書き込みが数多く寄せられていた。

こうした状況について、雷句さんは今回のブログで「出所のわからないガセネタによって、 クリア編は雷句誠は描く気が無かった。なんて噂が流れてたのです。 それは違います」ときっぱり否定。

その上で、編集サイドから引き伸ばしの提案があったことは事実だが、自身としては無理な引き伸ばしをする気はなく、そうした提案は断っていたなどとして、「クリア編は元々やろうとしていたお話で、引き伸ばしで無理やり書かされた話ではありません」と強く訴えていた。

さらに雷句さんは、魔界の王様を決めるというガッシュのストーリーを引き合いに、「第一、クリア編描かなかったら、王様決まらないじゃないですか?皆さんがここまで愛してくれたガッシュを、王様を決めずに終わらせるなんて、できるわけがありません」と強調。

ブログの終わりでは、「『金色のガッシュ!!』 はこの内容で、全てを描ききり、悔いは無く、満足しています。自分なりに責任を持って最後まで描き上げた漫画です。余分な話など一切ありませんし、すべてのエピソード、キャラを愛しています」と作品への愛着をつづっていた。

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