バドミントンの2017年世界選手権女子シングルス金メダルの奥原希望(23)が27日、
都内で会見し、来年1月からのプロ転向を表明した。
化学品メーカーの太陽ホールディングスに支援を受ける。
今月5日に所属の日本ユニシスを今月末で退社し、
20年東京五輪を見据えて来年1月から個人活動を行うことを表明していた。

 奥原は大宮東高2年時の2011年、全日本総合選手権を史上最年少となる16歳8か月で優勝。
翌12年世界ジュニア選手権でも金メダルを獲得した。
高校卒業後の13年春に日本ユニシス入り。
年間成績上位による15年スーパーシリーズファイナル(ドバイ)では、
男子シングルスを制した桃田賢斗(NTT東日本)とともに日本勢初優勝を飾った。

 リオ五輪が行われた16年シーズンも好調を維持し、3月の全英オープンを優勝。
五輪本大会も銅メダルに輝き、男女を通じてシングルスでの初の五輪表彰台に立った。
17年世界選手権(英グラスゴー)でも決勝でシンドゥ・プサルラ(インド)を
1時間49分の熱戦の末に破り、日本勢初優勝した。

 奥原をサポートする太陽ホールディングスは、
スマートフォンやノートパソコンに使用するプリント配線板の表面を保護する「ソルダーレジスト」で世界トップシェア。
本社は東京・豊島区、本店は埼玉・嵐山町。海外進出も進めており、
バドミントンが盛んな中国、台湾、韓国、タイなどにも拠点を持っている。

 ◆奥原 希望(おくはら・のぞみ)1995年3月13日、長野・大町市生まれ。23歳。
7歳で競技を始め、埼玉・大宮東高2年の2011年に全日本総合選手権で当時史上最年少の16歳8か月で日本一に。
12年世界ジュニア、15年スーパーシリーズ・ファイナル制覇。
16年全英オープン優勝、リオ五輪銅メダル。
17年世界選手権でシングルス日本勢初の金メダル。
156センチ、51キロ。右利き。
 
以上、【スポーツ報知】
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/15799396/

バドミントン女子シングルスで16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)銅メダルの奥原希望(23)が27日、都内で会見し、
「プロに転向する決意をしました」と19年1月からのプロ転向を報告した。
「リオデジャネイロ五輪が終わった後にから東京五輪を考えたときに、
日本代表として海外の試合に専念できないかを考えました。
日本代表としての活動が250日以上があり、
その上国内の試合に出ることはけがの多い私にはリスクだなと思いました」。
12月末で日本ユニシスを退社することを5日に発表し、
19年1月からの所属はメーンスポンサーの太陽ホールディングスとなる。
20年年末までの2年契約。

埼玉・大宮東高卒業後から所属した日本ユニシスへの思いには、言葉を詰まらせた。
「高校卒業から6年間、たくさんのけがをしても変わらずサポートを続けてくれた日本ユニシスには感謝の気持ちでいっぱいです」。
目を潤ませながら、
「本当に日本ユニシスは日本トップの最高のチームだった。
でも、やはり東京五輪に向けてけがをすることはどうしても避けなければならなかった。
練習環境もすべて東京五輪のために準備したいとの強い思いがあって、このような決断に至りました」。

19年1月からの練習拠点は東京・江戸川区にあるヒューリックの体育館を使用する。
リオデジャネイロ五輪でもコーチを務めた佐藤翔治氏(36)
と20年年末までのコーチ契約を結び、指導を仰ぐことになる。
「A代表で佐藤コーチの指導を受けて、少しずつ強くなっている実感がしていましたし、
佐藤コーチにプレー面でのアイディアをもらうことが私にとって力強く心強いサポートになると思いました」。
佐藤氏はNTT東日本のコーチとの兼任となる。

東京五輪に向けて、「(バドミントン界では)前例のない個人活動に専念をする環境に不安な気持ちもありますが、
東京五輪に向けてやることは変わりません」と決意も新たにし、
「太陽ホールディングスの名前を背負って、思い切り東京五輪に向けて個人活動に専念していきたい」
と新たな出発に笑顔も見せた。
 
以上、【日刊スポーツ】 
https://www.nikkansports.com/m/sports/news/201812270000524_m.html
 
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