サッカー日本代表が26日、東京近郊で来年1月5日開幕のアジア杯(UAE)に向けた合宿をスタートした。

森保一監督(50)は全選手の成長を促しながら、総力戦で2大会ぶりの優勝をつかみとると誓った。

海外組は各国のリーグの日程によって段階的に合流予定で、初日に合流したのはDF槙野智章を除く国内組に、海外組のMF南野拓実を加えた11人だけ。これにU−21日本代表で、川崎フロンターレ入りが内定している東京オリンピック(五輪)世代のMF三笘薫(筑波大)、FW籏手伶央(順大)、アジア大会で活躍したFW上田綺世(法大)、U−19日本代表のMF伊藤洋輝(ジュビロ磐田)、DF菅原由勢(名古屋グランパスU−18)とDF小林友希(ヴィッセル神戸U−18)がトレーニングパートナーとして加わり、17人でパス回しなどで汗を流した。

森保監督は合宿のテーマに選手のコンディション向上を挙げ「ボールフィーリングの部分では上げていかないといけないかなというところ。ただ、メンタル的にはフレッシュな状態だと思う。これから体の部分は上げていってもらえれば」と話した。

前回王者として臨んだ15年オーストラリア大会では、準々決勝でUAEにPK戦の末に敗れた。今大会は参加国が16チームから24チームに増加し、決勝までは1試合増の7試合を戦う。王者奪還へむけて総力戦を覚悟しており、森保監督は「最終的にどういう選手起用になるか分からないけど、チームの総力戦として7試合を戦うということ、戦い抜くことを考えていかなければいけないと思う」と意気込んだ。

決戦の地は中東のUAEだ。これまで“中東の笛”とも呼ばれる微妙な判定が続出してきた地域での開催だけに「これまでの日本代表の戦いの中で判定の部分とか、そういうことで驚くことがあったりいろんなことを経験してきたと思いますけど、その経験値を生かして、経験値を上げると考えながらやっていければ」と警戒心を強めている。

その上で「何が起こるかわからないですけど、想定外のことが起こったときに自分たちから乱れて崩れていったりしないように。何が起こっても我々のベストを目指して戦っていくということをやっていければ。育成年代でも代表を経験した選手も多くいますし、彼らもすでに日本で起こりえないことを経験してきている。選手たちは自信を持ってやってくれると思っています」と適応に自信もみせた。

12/26(水) 21:31配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181226-00429263-nksports-socc