<バスケットボール・SoftBankウインターカップ全国高校選手権:東海大諏訪85−80延岡学園>
◇男子3回戦◇26日◇東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ


東海大諏訪(長野)が、85−80で延岡学園(宮崎)に逆転勝ちし、ベスト8入りを決めた。

東海大諏訪は、試合時間残り5分を切って67−73と6点を追う展開。残り1分半に2年生PG黒川虎徹(こてつ)の
3点シュートで82−80と逆転すると、主将のSG北村孝太(3年)がフリースロー1本、黒川がシュート1本を決め、
延岡学園の反撃を封じた。

入野貴幸コーチは「見えないプレッシャーに足を引っ張られた。ベスト8は簡単じゃない」と試合後、ホッとした様子。
3点シュートが武器の延岡学園に対し「ゾーンを仕掛けるタイミングが難しかった」と振り返った。それでもチーム最多
31得点を挙げた黒川の動きには最大限の評価。「ちょっと疲れていたので一時ベンチに下げたが、こいつは最後に
やってくれると思っていた」と期待通りの活躍をたたえた。

この日の朝、会場までの足となる京王線で人身事故が発生。「セイリョウ(=留学生の張正亮)が中国では考えられない
満員電車で削れた。みんなヘロヘロで(会場まで)来た。明日も頑張る」と、入野コーチは最後は冗談交じりに、
準々決勝を見据えた。

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