DeNA筒香もメジャー挑戦を表明、今後多くの外野手が移籍の可能性も
 
DeNAの筒香嘉智外野手が、今オフの契約更改交渉の席で将来的なメジャー挑戦の意思があることを球団に伝えたと明かした。
また、西武の秋山翔吾外野手にも来オフの米移籍の可能性があると伝えられてる。

現在、MLBに所属している日本人外野手はマリナーズの会長付特別補佐に就任したイチローのみだが、これまでにどの選手がメジャーの舞台でプレーしてきたのだろうか。その歴史を振り返ってみよう。

○イチロー(2001〜)

通算(18年):2651試合9929打数3089安打117本780打点509盗塁 打率.311 OPS(出塁率+長打率).757

27歳の2000年オフに日本人初となるポスティングシステムの利用でオリックスからマリナーズに移籍した。
1年目から主力として活躍し、いきなりリーグ最多の242安打、56盗塁、打率.350をマーク。
MVPと新人王を受賞し、MLB歴代最多タイの116勝を挙げたマリナーズの原動力となった。

4年目の2004年、開幕こそ低調な出だしだったイチローは、5月に月間打率400、7、8月はそれぞれ.432、.463という驚異的な打率をマーク、
シーズンでMLB史上最多となる262安打、リーグトップの.372を記録し、MLBの歴史に名を刻んだ。

36歳となる2010年シーズンまでの10年間で、毎年200安打、25盗塁以上、打率3割以上、オールスター選出、ゴールドグラブ賞受賞を果たしたイチローだったが、
2011年は盗塁こそ「40」を記録するも他の成績は下降し、11年連続の200安打、3割、オールスター選出、ゴールドグラブ賞受賞はならず。
2012年シーズン途中にはヤンキースにトレード移籍した。

2014年まで在籍したヤンキースでは、在籍期間で打率.281をマークしたが、出場機会は徐々に減少。2014年オフにFAとなると、新天地にマーリンズを選んだ。

3年間を過ごしたマーリンズでは主力外野手が3人いたこともあり、主に4番目の外野手としてプレー。怪我人の穴を埋める活躍を見せた。
1年目こそ不振に苦しんだが、2年目の2016年には前年の.229から大幅に数字を上げる.291を記録した。

2018年からは古巣マリナーズに復帰。シーズン途中に会長付特別補佐に就任し、その後は試合に出場しなかったが、チームに同行して変わらずトレーニングや打撃練習を続け、来季復帰に備えた。
MLB通算3089安打という偉大な数字をはじめ、メジャー史に名を刻むほどの実績を誇るイチローは、45歳となる2019年シーズンもユニホームを着ることになる。

日本人外野手で唯一ワールドシリーズ制覇2回を経験した田口

○新庄剛(2001〜2003)

通算(3年):303試合876打数215安打20本100打点9盗塁 打率.245 OPS.668

29歳の2000年オフにFA権を行使して阪神からメッツに移籍した。
デビュー戦は2001年開幕戦、代走での出場となり、初打席で初安打を放った。
その後レギュラーの座をつかみ、123試合に出場、打率.268、10本塁打、56打点。守備ではナ・リーグ5位となる13補殺という成績を残している。

翌年はトレードでジャイアンツに活躍の舞台を移し、118試合に出場。打率.238と打撃成績こそ数字を落とすも、センターとしてナ・リーグ3位の10補殺を記録した。
チームは2002年にワイルドカードからリーグ制覇。頂上決戦で敗退するも、新庄は日本人初となるワールドシリーズ出場を果たした。

オフにはFAとなり、古巣のメッツと契約。1年ぶりに復帰を果たした。
開幕からメジャーに帯同するも4月の月間打率が.167と、ケガの影響もあり打撃不振に。
月27日のヤンキース戦を最後にマイナー落ちし、この試合がMLB最後の出場となった。
この試合では3打数2安打を記録し、この年5度目の複数安打だった。
最終的には62試合に出場、打率.193、1本塁打、7打点。翌シーズンに日本ハムと契約、日本球界復帰を果たした。

阪神時代に7度ゴールデングラブ賞を受賞した守備力はMLBの舞台でも高く評価され、ゴールドグラブ賞の受賞こそなかったが、補殺数やレンジファクターといった守備面の指標で毎年リーグ上位に食い込んだ。

http://news.livedoor.com/article/detail/15786170/
2018年12月24日 18時48分 フルカウント