大相撲九州場所を右膝負傷で途中休場し、進退問題が再燃している横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=が21日、東京・江戸川区の田子ノ浦部屋で初場所(来年1月13日初日・両国国技館)の新番付発表(25日)前の稽古を打ち上げた。稽古は非公開で、関係者によると、四股などの基本運動で調整。患部の状態も考慮し、まだ相撲を取る稽古は再開していないという。

 治療を優先させるため、22日までの冬巡業を全休する稀勢の里は、帰り際に「番付(発表)以降に、しっかりやっていけるようにしていきたい。そのために巡業も休ませてもらっている。(ファンには)申し訳ない」と話し、初場所出場には前向き。今後、状態を見ながらペースを上げる意向を示した。心配される右膝の回復具合については「まだ、いろいろと(痛みなどが)出てくるから」と多くを語らなかった。

12/22(土) 6:04配信 スポーツ報知
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