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2018.12.17 11:30

TBSの看板アナとして活躍されていた1995年以来、23年ぶりにアナウンサーの雨宮塔子さんが作家の林真理子と対談しました。渡仏、結婚に出産、離婚、そして単身日本に戻っての新境地と、さまざまな出来事があった雨宮さん。林さんがパリでの暮らしからキャスターとしての仕事までお話をうかがいました。

中略

林:雨宮さんに求められているのは国際的な視点ですよね。パリに住んで外から日本を俯瞰してきたご経験も含めて。テロにも遭遇されたし。

雨宮:俯瞰ももちろん大事だと思うんですけど、日本のニュース番組はフランスのそれとはまったく違う流れがあって、日本はより中立で、公正な目を求められるんだなということを、あらためて思いました。

林:フランスは、キャスターも自分の考えをガンガン言っていいんですか。

雨宮:キャスター個人の考えなのか、あるいはその局のカラーもあるのかわかりかねますが、どっちか寄りの発言をしたり、ブラックユーモアをこめることはよくあります。自国はもちろん、他国のトップや政治家、著名な批評家などをカリカチュアして遠慮なく批判をこめてからかったりします。

林:「国際感覚」って言葉も古くさいけど、それが「NEWS23」で役立ったこともありますか。

雨宮:空気を読みすぎないで、無知なくせに変に大胆なところは、たぶんフランスの影響だと思います(笑)。「控えめ」とか「謙虚」という言葉は向こうでは美徳にならないので、そういう変な図々しさみたいなものはあるかもしれないですね。

林:日本は出すぎると何か言われるしね。そのサジ加減が難しい。

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