放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は14日、日本テレビの人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」のやらせ疑惑を巡り、バラエティー番組の演出に対する考え方などについて日テレに追加報告を求めることを決めた。審議・審理入りするかどうかは継続討議となった。

 日テレはこの日までに、問題となった祭り企画の報告書を同委員会に提出。週刊文春に「でっち上げ」と報じられたタイとラオス以外にも「(祭りの)説明の仕方が足りなかった」と問題点を指摘したケースが幾つかあったという。

 また祭り企画に携わった国内の制作会社の顧問を同委員会の神田安積委員長が11月まで務めていたため、イッテQ問題の議論に加わらないことも明らかにした。

 「イッテQ!」はお笑い芸人らが海外で体当たりのロケを行う、日テレの看板番組。報道を受け、日テレの大久保好男社長が謝罪し、祭り企画は当面休止となった。

2018.12.14 21:51
https://www.sanspo.com/geino/news/20181214/geo18121421510026-n1.html