清原、野村のシャブだけじゃない! 自己破産、詐欺、自殺、強盗殺人まで...引退後に転落した元プロ野球選手たち
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0216/ltr_160216_6002496401.html

引退後に転落するケースとして最も多いのが、お金に関するトラブルを抱えてしまうことだ。
若い時に多額の収入を手にする彼らが、引退後に狂ったその金銭感覚を戻すことは難しい。
また、大金をもつ彼らに悪意をもって近づく者も多く、不動産業などに手を出して失敗、
抱えきれない借金を抱えることが少なくない。

「空白の一日」事件で巨人から阪神にトレードされた小林繁もそのひとり。
現役引退後は、高級クラブや北海道料理店の経営、自動車販売や不動産賃貸といった
事業にも手を出していた。これらの事業はバブル崩壊とともに傾き、借金は10億にも
およんだとされている。2003年には自己破産申請を行った。10年に心不全で生涯を
閉じている。57歳の若さだった。
借金を抱えた事例としては、飲食店経営の不振で多額の借金をつくった掛布雅之、
飲食店経営に乗り出していたものの病気で継続が困難になり自己破産にいたってしまった
香川伸行などの例もあるが、これらとは違い、金銭問題から犯罪に手を染めてしまった例もある。

まずは、阪神、オリックスの塩谷和彦。引退後は、不動産会社を経営していたが、
投資などに関する詐欺の疑いで逮捕、実刑判決を受けている。
横浜ベイスターズに所属していた山根善伸も、亡くなった同級生の妻から金をだまし
とったとして、詐欺の容疑で逮捕されている。彼は引退後、暴力団幹部になり、05年には
経営している風俗店でトラブルが発生。売春防止法違反容疑でも逮捕されている。

殺人を犯してしまった元プロ野球選手もいる。ロッテの小川博は、勤めていた
産業廃棄物処理会社の会長宅に押し入り、175万円を奪ったうえ、留守番をしていた
女性を殺害したとして逮捕された。引退後は離婚にともなう慰謝料などによる
金銭問題が絶えなかった。03年には自己破産。球界からも離れ、前述の産業廃棄物
処理会社に就職するが、それでも借金苦からは抜け出せず事件にいたってしまった。