日本野球機構(NPB)は13日、今秋に現役若手選手を対象に行った「セカンドキャリアに関するアンケート」の結果を発表。「引退後にやってみたい仕事」は初めて「一般企業で会社員」が1位になった。

 アンケートは10月8−29日に開催された教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」に参加した12球団の265人が対象。252人が回答し、平均年齢は23・5歳、平均在籍年数は3・6年だった。

 「引退後にやってみたい仕事」は昨年7位の「一般企業で会社員」(15・1%)が最も多く、「大学・社会人の指導者」(12・3%)、「社会人・クラブチームで現役続行」(11・5%)、「高校野球の指導者」(11・1%)、「海外球団で現役続行」(8・7%)と続いた。「プロ野球の指導者」は6位(8・3%)で、初めて5位以内に入らなかった。2013年から昨年まで5年間は、「高校野球の指導者」が1位だった。

 「引退後の生活に不安をもっているか」は156人(61・9%)が「不安がある」と回答。年齢が上がるにつれて、不安要素は「進路」よりも「収入」の割合が高くなった。NPBの担当者は「指導者として声がかかっても、いつまでやれるかという不安から選ばない選手が多く、より現実的になったのではないか」と分析した、

12/13(木) 15:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00000543-sanspo-base