女優の本田翼が、来年公開の映画『空母いぶき』でヒロインを演じるほか、俳優の中井貴一や女優の斉藤由貴らが演じる映画オリジナルの登場人物も明らかになった。本田は「私と同様に戦争を知らない世代の方々が、少しでも平和を考えるきっかけとなる作品となればと思います」とコメントを寄せている。

 本作は、かわぐちかいじによる同名漫画を実写化。世界が再び「空母の時代」へ突入した20XX年の世界で、国籍不明の軍事勢力から襲撃を受けた日本が繰り広げる戦いを描き出す。現地に派遣される護衛隊群の中心となる空母「いぶき」の艦長・秋津竜太は西島秀俊、副長・新波歳也役は佐々木蔵之介が務める。本田は“空母いぶき”に乗り込む唯一の女性であり、国家危機に翻弄されながらも果敢に立ち向かおうとするネットニュースの記者・本多裕子を演じる。

 原作にはない映画オリジナルの役どころとなった本田は「彼女は決して心が強いわけではなく、ごく普通の女性なんですが、突然“戦闘”という現場を目の当たりにすることになり、そこでジャーナリストとしてどんな行動をとって、どんな決断をするのか、一つ一つ考えながら真摯に向き合い丁寧に演じることを心がけました」と撮影を回想。また「私と同様に戦争を知らない世代の方々が、少しでも平和を考えるきっかけとなる作品となればと思います」とも話している。

 一方の斉藤が演じるのは、部下である裕子の安否を気遣いながらも、その仕事に信頼を寄せる上司・晒谷桂子。中井は、クリスマス商戦で大忙しのコンビニ店長・中野啓一に扮する。また、裕子と共に“空母いぶき”に乗艦する大手新聞のベテラン記者・田中俊一役は小倉久寛。裕子が勤めるネットニュース社の先輩ディレクター・藤堂一馬役は片桐仁。アシスタントの吉岡真奈役は土村芳。コンビニ店員として啓一と心温まるバディ感を魅せる森山しおり役には、深川麻衣がキャスティングされた。

 映画『空母いぶき』は2019年全国公開。


2018年12月13日 10時00分 クランクイン!
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(左上から)中井貴一、本田翼、斉藤由貴、(左下から)深川麻衣、片桐仁、小倉久寛、土村芳 映画『空母いぶき』第3弾キャスト発表(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ
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