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2018年12月07日 19時25分

 ソフトバンク江川智晃外野手(32)が、プロ15年目となる来季への覚悟を口にした。7日、ヤフオクドーム内で契約更改交渉に臨み、300万円減となる年俸1400万円でサイン。3年連続のダウンとなった。(金額は推定)

 今季は出場5試合。スタメンはなく計5打席で5打数3安打(1本塁打)と結果を残し、4月に2軍でサイクル安打を達成したこともあったが、7月以降は1軍で出番がなかった。

「チャンスがないのは想像していた。1打席しかない中で自分がやろうと思っていたことはできました」と振り返り「球団からもう1年、チャンスをいただいた。家族や、ずっと応援してくれている人たちのためにも頑張りたいと思います」と前を向いた。

 リーグ優勝を逃し、チームは支配下11選手を戦力外とした。江川も「正直、覚悟していた」と言う。「1軍で打席に立つときは、現役最後と思って毎回、入ってるんで。もしかしたら最後かも分からない」。ここ2年ほどの思いだという。

 チームの外野は柳田、中村晃、上林が固めている。レギュラー奪取を思うより、現実として代打での生き残りに懸ける。「1軍となれば右の代打でしか残れない。守備、足の選手ではない。打つしかない」

 これまでも2ストライク後にバットを短く持つことはあったが、来季は最初から指3本分、短く持つことにした。「来年もチャンスはあるかないか。それが来たとき、思い切ってできるようにやりたい」

 宇治山田商高から2004年のドラフト1位で指名された。入団時はソフトバンクだったが、ダイエー最後のドラフトでの指名。「終わりが近づいてるのは自分でも分かってるんで」と、背水の思いを強くして15年目へ向かう。

契約更改後の会見で「来季はバットを短く持ち右の代打に徹する」と話した江川
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