今回の貴ノ岩の件は残念。
暴力は言語道断であり、決して肯定できない。
暴力は大相撲のみならず、あらゆる世界から根絶しなければならない。

これらを踏まえて、日馬富士・貴ノ岩の件を通して、大相撲=日本相撲協会のあり方に関して思うところを少々述べたい。

以下は1年前の事件当時、自分が投稿した主旨内容。

○貴乃花親方・貴ノ岩を始めとする貴乃花部屋一門の関係者は被害者であり、今回の件で責められることは全くない。
貴ノ岩がモンゴルで批判されるなど論外である。

○日馬富士は、何とか引退だけは回避させるべきであった。

○白鵬は、一連のモンゴル力士に関わる問題の首謀者の一人であり、最も罪が重い。
場合により、除籍・引退勧告も止むを得ない。

○八角理事長は度重なる不祥事の全責任を取り、理事長を辞任する。

○日本相撲協会理事長ほか全役員の選出は、誰が誰に投票したかが絶対に解らないことを完全に担保された新しい制度の下で、選挙を可及的速やかに実施する。

○NHKは問題が解決するまで大相撲中継を休止する。
問題が解決しない場合、大相撲中継を打ち切る。

○上記の問題が解決しなければ、日本相撲協会の公益財団法人の認可を取り消す。

上記の考えは、現在も全く変わらない。

個人的に、今回の件で貴ノ岩が引退する必要はないと考えている。
数場所休場が妥当だった。
日本相撲協会は、貴ノ岩の引退申し出を認めず、預かり扱いとし、しばらく様子を見るべきだった。

1発ではなく4、5発は頂けないが、貴ノ岩は素手で平手打ちと拳で殴ったのであり、これまでの様に、ビール瓶・バット・木刀ほかの【凶器】で暴力を振るったわけではない。

幸い被害者の付き人も大事には至らず、また貴ノ岩に重い処罰をを望んでいなかった。

大相撲では、これまで暴力事件で死者が出たり、裁判沙汰になったケースも多々ある。
普通に考えれば、

『日本相撲協会は、もう死んでいる!』
(ケンシロウ風)

すでに【倒産】している。

現在、これら当事者の多くが日本相撲協会役員に名を連ねている。

【これぞ、まさに言語道断!】

貴ノ岩に、これ程まで重い罪と罰が科されることが前例となれば、

『そして誰もいなくなった』

と成り兼ねない。

今後のことも考慮すれば、一時の感情論で罪と罰の軽重を決め、誤った処分をすべきではない。

自分が専制君主であれば、必ずこの通りに実行する。

以上