【上沼恵美子、M-1グランプリ2017 優勝とろサーモン ラジオでのトーク抜粋】

・上沼相談員過去を振り返る
そやけども、覚えてるのは1回めの「サンドウィッチマン」がグランプリ獲った時。あれが最初なんです。島田紳助さんに、お願いされて。
これ、朝日放送さんの制作なんですけども、もうどうしても上沼さんが欲しいって言うので、紳助さんにホント個人的に言われて。
行かせて頂いた、あの時の回しか覚えてないわ。ハッキリね。

で、その後、紳助さんと一緒にお食事したり、東京でね。だからそういう具体的なお食事とかあったからかな?と思うんですけど。
それでサンドウィッチマンが、あれからダァーッと伸びましたでしょ?それで今も大活躍ですやん。
あそこでグランプリ獲った人は、やっぱり活躍してもらいたいんですよ。なんとなく、審査員としては。

・現場の雰囲気について
張り詰めは、もう最高にあるわ。紅白歌合戦以上やわ。
あのね、言うときますけどね、”審査員って楽やな〜座って。”って思うてはるかもしれませんけど
あの番組が、行かせてもらって言うのもアレなんですけど、出る人は一番偉い。登り詰めて・・大変なのよ、予選を突破して。

私は、一番嫌やなと思うのは、ここで愚痴ってもしゃーないねんけど、「審査員が審査されている」んです。視聴者に。
”この人、何点入れんねん?”こんな風にみてる。”どんなコメントする?”
そこで、テレビの向こうの人が、テレビの前の人が、漫才の審査もするけど、審査員の審査もしてます。これがもうビシビシくるんで。

・この審査員、わかってないみたいなこと言われる件について
あ〜!むしろそんな勝手な事、言われるのは構わないんです。私、何ともないんですけど、自分の審査に自信があるんでね。
これはね。自信あるっていうことは、私は日本一っていうてるんとちゃうのよ。審査したら、じゃなく。

私の意見というのは、間に合わせじゃなく、”この人いい点入れてるから、私も。”ってことは全くないんで。
責任もってます。特に昨日は、あの、何回か(審査員で)行かしてもらった中で一番、最高に上手な採点したと思ってます。
自分で。これで文句言われても仕方ないと思います。申し訳ないが。あの、自信ありました。

すごいよ!あの空気でやられてしまうんちゃうかな?と思うのよ。あの決勝に出た子たちの漫才は、もう分かってると思うんですよ。
でも、審査員も大変だし、司会者も大変だし、何かスタッフが大変やね。背広着た偉い人ばっかりガ〜ッといててね、入り口から。

もう、すごいですよね。視聴率も良かったみたいで、そら良ろしいんですけど、やはり審査員も、審査される。っていう所があるから
紳助さんですらですよ、緊張されていたし、それで松本さんも緊張されていました。

いや、ホンマそうですよ。私も緊張するし。それで、変なものでね、紳助さんと私の点が全然違うかったりとか、松本さんと私の点が全然違うかったりとか。
それを、私は気にしないですけど、あの、されますよね?何かみなさん。他の方が。

ほんで合ったら良かったとか、そういう事ではない。と私は昨日、確信しました。
自分の道やなって思いました。それで、自信あったわ。やっと自信持てた。それだけ覚えている。

・上沼個人のこの人が優勝は?
最後の決勝の3組は、もう完全に「和牛」でしたよ。まぁ自分の中では、3点も違いましたね。
次が「ミキ」と、「とろサーモン」は、一緒ぐらいでした。私はね。大体、1点差で「ミキ」の勝ちかな。
ごめんなさい。こんなことを生放送で言うたらアカンて。グランプリ獲った人おるのにね

私は、「和牛」だと思いますよ。もう自信もって。そしたら、松本さんもそうだったので
こんな事言ったらちょっと悪いですけど、(「和牛」を選んだのが)松本さんと巨人さんの3人なんですよね。
で、後の小朝さんと、泣いた渡辺さんと、中川礼二さんと、大吉さんが「とろサーモン」

4対3。いい勝負やったね〜。最後の、バシュンて出たときは盛り上がったね〜(笑)。あれで、「ミキ」にしてたら”はぁ〜”って。「ミキ」に悪いけど

・最後に
いやあ、でも、あれは島田紳助さんがおつくりになった素晴らしい番組だと思います。あの、ホントに真剣勝負だし、さぁ12月に向かっていくぞ!っていうね、そういう気持ちにさせてくれるじゃない。
たいしたもんですよ、ホンマにそこは。本当に朝日放送は素晴らしいと思います。真夜中に、ホンマ楽しかったですね。