🌑「本人は決心している」という行先は?

Jリーグに「ピカチュウ」がやって来る可能性が、ここにきて高まっている。

 といっても、あの人気アニメ『ポケットモンスター』のキャラクターではない。ブラジル人のサッカー選手のことである。

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 現地時間12月5日、ブラジル・メディア『diario carioca』は、ヴァスコ・ダ・ガマ所属のブラジル人DFヤーゴ・ピカチュウが、Jリーグ・クラブへの移籍を望んでいることを報じた。

「ピカチュウ」こと本名ライビソン・ヤーゴ・ソウザ・リスボアは、現在26歳。本職は右SBながら、サイドハーフやFWとしてもプレーできる高い攻撃性が売りで、今シーズンは公式戦46試合で、チーム最多となる19ゴールという結果も残している。

 そんなピカチュウに関しては、今年4月にもガンバ大阪行きの噂が浮上するなど、かねてから日本行きが伝えられていたが、『Diario carioca』によれば、代理人の元へは日本の複数クラブからのオファーが舞い込んでいるという。

 しかし、そこにアメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)のオーランド・シティが、割って入ろうとしているようだ。ブラジル紙『UOL』は、獲得レースの現状を以下のように伝えている。

「かつて、あのカカも在籍したオーランド・シティは、ピカチュウ獲得をめぐって日本のクラブと激しい競争を展開している。日本とアメリカは、サッカーのレベルでは世界のトップクラスではないが、ピカチュウに合うテクニカルなプレースタイルが好まれ、財政的な余裕も一定以上に持っている」

 となれば、やはり焦点となるのは移籍金だろう。現在、ピカチュウはヴァスコと2021年6月までの契約を締結しているため、同選手の売却益を危機的状況にあるとされている財政の立て直しに充てたいと画策するクラブは、より高額での放出を望むと考えられている。つまり、マネーゲームになることは必至なのだ。

 ただ、「ヴァスコに留まる可能性はほぼゼロ」と断定する『Diario carioca』は、次のようにピカチュウの去就動向への見解を論じている。

「オーランド・シティからのオファーは魅力的ではあるが、本人は日本への移籍を決心している。昨今の日本市場は、あらゆる可能性を感じさせるショーケースとなっており、選手だけでなくヴァスコも惹かれている。その最終的なクラブがどこになるのかは、いまだ不明だが、日本移籍でほぼ合意に達していると言えそうだ」

 この情報を鵜呑みにすれば、ブラジル・サッカー界きっての実力派MFのJリーグ挑戦は、秒読み段階にまで達していると言えそうだが、どのような結末を迎えるだろうか?

12/7(金) 6:04 サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181207-00010002-sdigestw-socc

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