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貴ノ岩から暴行被害の貴大将 母が胸中代弁「望んでいない引退」

 被害届の提出は「全く考えていない」とし、「殴ったのは良くないけど、
貴ノ岩関が100%悪いことはない。殴られたのも理由がある。息子にも悪い
ところがあった」と振り返った。千賀ノ浦親方には迷惑をかけたとの思いから、
親として「申し訳ございませんでした」と謝罪した。親方には「彼が悪いわけ
ではないですよ」と言われたという。

殴られた箇所については「周囲に“感覚がない”と言っていたそうです。
私には何も言わず、痛みがあるのかも分からない。心配をかけないようにして
いるんだと…」。親として何もできない歯がゆさを吐露した。

母によると、貴大将は「貴ノ岩が引退することは望んでいない。辞めてほしいわ
けではない」と話していたという。その息子に向けては「こんなことで負けてほ
しくない。相撲をしていると、やはりケガは当たり前。殴られてのケガはあまり
良くないとは思うけど、それを乗り越える力があればいい」と強く願っていた。

 関係者によると、千賀ノ浦親方も貴ノ岩が現役を続行する道を模索してい
たという。元日馬富士による暴行事件の被害者だった貴ノ岩が加害者になった
ことでまた生み出された悲劇。周囲の「辞めてほしくない」との願いはもう届
かないのだろうか。