ヤンキースが、西武からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す菊池雄星投手(27)獲得に、さらに本腰を入れることが濃厚となった。4日(日本時間5日)、ナショナルズがDバックスからFAになった先発左腕のP・コービン投手(29)と総額1億4000万ドル(約158億円)の6年契約で合意。今季11勝7敗、防御率3・15。オフのFA市場の目玉獲得失敗で、ヤ軍が雄星獲りに全力を挙げることになりそうだ。

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 菊池とメジャー全30球団との交渉が解禁されたこの日(期間は米東部時間の来年1月2日午後5時までの30日間)、菊池争奪戦の行方を左右しそうな大型契約がまとまった。米メディアによると、ヤンキースはコービンに対し5年総額1億ドル(約113億円)を提示していたと伝えられていたが、シャーザー、ストラスバーグに続く3番手を探していたナショナルズの大型契約に後塵(こうじん)を拝した。

 ヤ軍のキャッシュマンGMは「左投手は(左打者に有利とされる)ヤンキー・スタジアムでは、いつでも重宝される」と語り、FAのサバシアと再契約。マリナーズから今季ノーヒッターのパクストンをトレードで獲得したが、もう一枚左腕を欲しがっている。27歳で最近3年間合計42勝の安定感たっぷりの菊池への年俸総額は5000万ドル(約56億5000万円)前後と報じられていたが、ヤ軍が是が非でも欲しい雄星に資金を投入する可能性が高い。

 9日(日本時間10日)から球団幹部や代理人が一堂に会して始まるウィンターミーティングで市場が大きく動くのは間違いない。田中将大とのタッグ結成も現実味を帯びてきた。

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