伊丹と高校時代からの同級生で伊丹の妹と結婚した大江健三郎の小説
『取り替えっ子』は伊丹の自殺を取り上げていて面白い
ノーベル賞を取ったんだからふんぞり返って無難な小説を書いていればいいのに
自分や身内の恥を晒しても書いていく姿勢は私小説の伝統そのもの。
たけしのこともディスっているしw


「とくに古義人は、吾良の死を映画の仕事の行き詰まりに帰している記事に納得しなかった。
イタリアの映画祭で賞を得たコメディアン出身の監督が、受賞映画のプロモーションに
アメリカへ出かけて、おおいに受けたという、
吾良さんが屋上から下を見おろした時、私の受賞が背中をチョイと押したかも知れない、
というコメントを読んだ時も、こういう品性の同業者かと思っただけだ。」