【伊勢】社会人サッカークラブ「FC伊勢志摩」の理事長に就任したJ1名古屋グランパス元監督の小倉隆史さん(45)が4日、三重県の伊勢市役所で鈴木健一市長に就任を報告。南勢地域からのJリーグ入りを目指すチームを率いる意気込みを語った。

 小倉さんは鈴鹿市出身。四日市中央工業高を経てJリーグ入りし、名古屋グランパス、日本代表などで活躍。2016年にグランパス監督を務めた。2013年からFC伊勢志摩のアドバイザーとして関わってきたが、今月、理事長に就いた。来年1月に名古屋市から伊勢に移住し、本格活動する。

 市役所には、四中工時代の同期でチームの前理事長中田一三さん(45)、金守智哉監督(36)らと訪問。小倉さんは「中田前理事長からクラブへの熱い思いをずっと聞いていた。上を目指すには厳しいこともあるが、微力ながら力になりたいと覚悟を決めた」と語り「地域の皆さんの力が必要。より多くの応援をお願いしたい」と呼び掛けた。

 チームは今季、東海社会人リーグ1部4位に終わった。創設以来、チームを率いた中田さんは「プロ化を目指すための変化を起こそうと、2年前から口説き落とし交代へ踏み切った。小倉さんは知名度があり、注目も集まる。それがチームの活力につながれば」と話した。中田さんは、Jリーグクラブの監督就任の話があるとしながら、今後、アドバイザーとしてチームに関わっていくという。

 昨年に続きチームを指揮する金守監督は「勉強したいことがたくさんある。Jリーグ昇格を夢ではなく、達成するための第一歩にしたい」と話した。

12/6(木) 11:00 伊勢新聞
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