2016年も、M1を利用して売れたのは銀シャリよりもカミナリ。
2017年はとろサーモンもブレイクしましたが、ジャルジャルや、同年キングオブコントで優勝したかまいたちの方が注目された。
そんなキングオブコントも、優勝したかまいたちより、にゃんこスターの方が売れたといえる」(事情通)

「M-1優勝を通じて、明らかに人気が爆上げされたのは、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、サンドウィッチマン、チュートリアルといったところ。
以上を踏まえて考察すると、最近の傾向としては、優勝を目指すだけではなく、出場して強烈な印象を残すことがその後の人生を左右している気さえします」(事情通)

そうはいっても、M-1は日本で最も注目度が高い漫才コンテスト。たとえ優勝しても以前ほどの爆発的なブレイクはしない可能性があるだけで、それ以外のコンテストとは一線を画しているともいえる。

「たとえばキングオブコント。歴代優勝者のかもめんたる、シソンヌ、コロコロチキチキペッパーズ、ライスなどは、テレビで見る機会がどんどん減っている。
逆に売れ残っているのはバイきんぐ、東京03、ロバートでしょうか。それを考えると、かまいたちはとても売れている方だと思います。
R-1グランプリは、2002年だいたひかる、2004年浅越ゴエ、2007年なだぎ武、2009年中山功太、2013年三浦マイルド、2014年やまもとまさみなど、テレビではほとんど見かけなくなってしまった芸人たちばかり。
コンテストで優勝することと、テレビで生き残れるかは違うということがわかります」(事情通)

その実力は折り紙付きの霜降り明星、あとはネタ以外の場面でどれほど活躍できるかにかかっているようだ。