有働由美子(49)、大江麻理子(40)、雨宮塔子(47)、そして徳永有美(43)。午後10時、11時の時間帯のニュースキャスターとして、日々、視聴者にその日あった出来事を伝えてくれる4人の才女たちだ。
だが、中でも“劇的復帰”を果たした徳永アナの評判がどうも芳しくないようだと12月4日発売の「FLASH」(光文社)が伝えている。

この秋から『報道ステーション』(テレビ朝日系)のキャスターを務める徳永有美アナ。「FLASH」記事によると、テレ朝の視聴者センターには徳永アナへの不満を綴った意見が続々と届いているという。
紹介されている苦情は「よく噛むし進行もへた。とても聞き苦しい」(60代男性)「ただの主婦が出ている感じ。もっと政治に詳しい人に出て欲しい」(70代女性)などとかなり手厳しい。
徳永の起用後、こういった批判の声が毎日のように寄せられている……と同誌は伝えている。

もっとも、徳永アナへの批判の声はネット上にも少なくない。「う〜、だか、う〜んだかわからない相槌が多すぎて聞きづらい」「ブレスと息遣いが耳障りだから、
徳永アナはもういい」などといった視聴者の不満からくる書き込みが目につく。中には2003年に報じられたお笑い芸人の内村光良との不倫話を持ち出して「不倫した人はキャスター失格」と騒ぎ立てる人も未だにおり、
前掲「FLASH」にも、「不倫して辞めた人がなぜ戻ってこられるのか」(60代女性)との意見がある。

徳永アナは一度目の結婚当時、内村との不倫報道があり、後に離婚。2005年には内村と結婚し、一男一女に恵まれている。始まりは不倫だったとはいえ、いまでは立派な家族となった。
一体いつまで不倫バッシングを受け続けなければならないのだろうか。

さて、「FLASH」では、徳永アナの不倫問題や資質をめぐり「ネガティブな意見がほぼ毎日寄せられる珍事」だと報じたが、テレビ朝日側は「徳永への批判の声が続々」という内容を完全否定した。
「苦情が殺到している事実はない」とし、徳永起用後の視聴率については「昨年の同じ時期と比較しても上回っている」と回答している。

徳永アナの出演は10月1日からで、まだ約2カ月あまり。徳永アナの起用が成功か失敗かを語るのは、時期尚早だろう。ただ、筆者も『報ステ』のいち視聴者としては、
「“徳永有美”としての意見が少ないなぁ」というのは気になるところだ。まだまだ借りてきた猫状態に見えるのである。たとえば「専業主婦みたい」と批判されるなら、
それを逆手にとって「しばらく専業主婦として見てきた社会。一男一女の親として見てきた社会」を語ってもいい。あるいは働く親としての視点から意見を出してもいいだろう。

『news zero』有働アナにも批判相次ぐ
 
思えば、起用が発表された直後からブーイングの嵐だった徳永アナ。そんな徳永アナと対照的に期待の声が大きかったのが『news zero』(日本テレビ系)の有働由美子アナである。
NHKを退社後、満を持して民放のニュース番組でメインキャスターに。ただ、出だしは大変華々しかったものの、放送から1カ月も経たないうちに評判は急降下してしまった。
「NHKという固い雰囲気の中の有働さんだからこそ、輝いていた」「隣にイノッチがいたからこその有働さんだったんだとよくわかった」など、有働アナの力量を問う声が多く出ている。

筆者の周囲でも「朝の情報番組ならまだしも、夜のニュースの時間帯で自虐ネタを出されても微笑ましい思いになれない」という意見が聞こえる。
本人の耳にも世間の声が届いているのか、このところの有働アナはなんだか顔もこわばり気味であるように思えるのは筆者の気のせいか。

情報番組で人気を博した明るいキャラが、夜のニュース番組においては違和感を醸しだしてしまうのは仕方ないが、硬派なジャーナリズムへの意欲に燃えていたはず有働アナが、
まだ朝のキャラを引きずっているように見える。まだまだ模索中といった彼女の“迷い”が前面に出ていて、見ているこちらも少し落ち着かない気持ちになってしまう。
というわけで、筆者は夜のひととき、フランスから帰還した雨宮塔子アナと、そして安心安定の大江麻理子アナのニュース番組を主にチョイスしてしまうのである。

(エリザベス松本)

wezzy / 2018年12月5日 18時15分
https://news.infoseek.co.jp/article/wezzy_61695/

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