東海3県で唯一、サッカーJリーグのチームがない三重県。

 そこで30日、Jのチームを三重にも誕生させようと会議が開かれましたが、課題になるのはスタジアムです。

 三重県にはJリーグを目指す3つのサッカーチームがあり、県北部が拠点の「ヴィアティン三重」と「鈴鹿アンリミテッド」の2チームは2019年、アマチュア最高峰のJFLで戦います。

 そして南部のFC伊勢志摩では、名古屋グランパスの元監督・小倉隆史氏が12月1日に理事長に就任します。

 しかし、これらのチームがどれだけ優秀な成績を収めても、Jリーグには昇格出来ません。

 県内にJリーグへの参加基準を満たすスタジアムがないためです。

 「スタジアム、クラブ、県民意識の高揚、この3つについてオール三重で官民一体で盛り上げて、結果を出しながら進めていきたい」(鈴木英敬・三重県知事)

 そこで30日、三重でもJリーグのチームをつくろうと、スタジアム建設に向けた「資金調達の方法」などを鈴木知事や、鈴鹿市と桑名市の市長、それに井村屋など地元企業のトップら、30人が話し合いました。

 「人口が減っていく中で、地方経済の活力を維持していくために、Jリーグの力は大きく貢献出来るだろう」(三重県サッカー協会・岩間弘会長)

 会議は今後も開かれ、5年後のスタジアム完成を目指します。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181130-00009484-cbcv-soci