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西野カナの作詞法(マーケティング・リサーチ型)
1. 曲の方向性・コンセプト決め
→スタッフとの話し合いで候補曲の中から次にリリースする楽曲を選び、まずそのサウンドのイメージに合うテーマの企画書を作る。
2. 登場人物の設定作り
→テーマに応じて人物の性格や年齢層などを決める。それによってセリフや恋愛に違いが出る。
3. 友人&スタッフにアンケート調査
→リアルな恋愛体験をリサーチ。

○実例:「believe」(2013年)企画書より
*「アイツ見返してやる」ソング
*男って本当にわからない
*彼の方から告白してきた
*そこまでタイプじゃなかったけど優しかったし、ずっと大事にしてくれるものだと思ったから付き合っていたのに、いきなり別れようと言われた
*しかも人伝いに聞いた話じゃ、別れてすぐに彼女がいて しかも美人!
*マジであり得ない
*あんなに好きだと言ったのに何で?
*男心って本当に分からない
*女心よりも秋の空
・キッカケは友人の失恋。「これをネタに一曲作ってよ」という依頼に応じて作った。
・友人から何が嫌だったか、今どう思っているかなどを聞き出してリサーチした。
・SNSなどから知りたくもない情報が勝手に耳に入ってくるのが今の時代らしくて面白いと思って作った。

(以上、2015年5月10日放送「関ジャム」より)